
McIntosh MC275
1961年発売
¥270,000(1966年頃)
¥349,000(1970年頃)
解説
マッキントッシュを代表する管球式ステレオパワーアンプ。
真空管にはKT-88を使用しており、マッキントッシュ・サーキットを用いたプッシュプル構成を採用しています。
出力トランスにはバイファイラ巻を採用しており、第1巻線の隣に第3の巻線があり、そして第1次巻線と第2次巻線を互いに密接して巻くことで電磁結合度が密となっています。これにより周波数特性の改善や歪の減少、内部抵抗の減少を図っています。
両chをパラレルに接続することで150Wのモノラルアンプとして使用できる入力回路を装備しています。
150Ωや600Ωなどのライン出力も取り出せ、プロ用としても活用できます。
機種の定格
型式 | 管球式モノラルパワーアンプ |
出力(連続) | stereo:75W+75W mono:150W |
高調波歪率 | 0.5%以下(最小から最大出力まで、20Hz~20kHz) 0.3%以下(最大出力時、20Hz~20kHz) 0.1%以下(最大出力時、中音域) |
混変調歪率 | 0.5%以下(20Hz~20kHzのどんな周波数の組み合わせでも) |
位相特性 | ±8゜以下(20Hz~20kHz) |
周波数特性 | 16Hz~40kHz +0 -0.1dB(規格出力時) 16Hz~60kHz +0 -0.5dB(規格出力時) 10Hz~100kHz +0 -1dB(1/2規格出力時) |
ハムノイズ | 90dB以下 |
負荷インピーダンス | stereo 4、8、16Ω(3つの端子とアース間) 600Ω(中央の端子を接地した場合) 67、150Ω(片端子を接地した場合) mono 2、4、8、16、32Ω(3つの端子とアース間) 300Ω(中央の端子を接地した場合) 34、75Ω(片端子を接地した場合) |
出力電圧 | stereo 25V(3つの端子とアースの間) 230V(中央の端子を接地した場合) 70.7V、115V(片端子を接地した場合) mono 25V、70.7V(3つの端子とアースの間) 230V(中央の端子を接地した場合) 70.7V、115V(片端子を接地した場合) |
入力インピーダンス | 250kΩ |
入力感度 | mono及びtwin amp:0.5V~30V可変 stereo:2V固定(バランス・ボリューム付き) |
電源 | 117V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 240W(無信号時) 400W(規格出力時) |
外形寸法 | 幅300x高さ200x奥行430mm |
重量 | 30kg |