
McIntosh MA6400
¥380,000(1996年2月発売)
解説
セパレートアンプに匹敵する性能、音質、機能と発展性を追求したインテグレーテッドアンプ。
回路構成には、100mW相当のパワーを持つフォノイコライザーや、センタークリック位置で完全に信号経路から切離されるトーンコントロール、10Vの大入力にも耐えるラインアンプ、250mWから最大定格出力まで0.005%以下の低歪率を保つパワーアンプ、密封リードリレーによるロジックコントロールを採用しています。
これらの仕様や回路設計、使用デバイスにはマッキントッシュのセパレートアンプと同じものを採用しています。また、100W+100Wの定格出力に対してピークパワーは約2倍に達し、14dBのオーバードライブ時でさえ歪が2%を超えない設計となっています。
シグナルプロセッサー用の入出力端子を搭載しています。
プリアンプ部とパワーアンプをスイッチで切り離して使用することができ、将来グレードアップを図れます。
また、マッキントッシュのパワーアンプを増設した場合に電源のオン/オフをMA6400のスイッチで行えるパワーコントロール端子を搭載しています。
パワーガードやセントリーモニターをはじめとする5種類の保護回路を搭載しており、スピーカーとパワーアンプを事故から守ります。
マッキントッシュ独自のコンティニュアスラウドネスコントロールを採用しており、マスターボリュームの位置と関係無く、好みの周波数補正特性が得られます。
2系統のスピーカー出力を搭載しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
このリモコンでは本体の操作だけでなく、CDプレイヤーやチューナーその他の周辺機器を集中制御できます。また、オプションのAVセレクターや学習機能付きリモートコントロール中継器等も接続できるため、他社製品を含むオーディオ/ビデオ機器のコントロールもリモコンで行えます。
機種の定格
型式 | インテグレーテッドアンプ |
定格出力 | 100W+100W(4Ω、正弦波連続出力、両ch動作時) |
負荷インピーダンス | 4Ω以上(2系統同時駆動時は各8Ω以上) |
出力周波数帯域 | 20Hz~20kHz +0 -0.5dB |
全高調波歪率 | 0.005%以下(250mW~定格出力) |
混変調歪率 | 0.005%以下(瞬間最大出力が定格の2倍以下) |
ダイナミックヘッドルーム | 4Ω、2.4dB(IHF) |
ダンピングファクター | 40以上(4Ω) |
パワーガード | 1kHzでオーバードライブ14dBまでTHD2%以内 |
入力インピーダンス | Phono:47kΩ(65pF) High level:22kΩ |
入力感度 | Phono:2.5mV(定格出力時、0.5mV IHF) High level:250mV(定格出力時、50mV IHF) Power amp in:2.5V(定格出力時) |
最大入力レベル | Phono:90mV High level:10V |
トーンコントロール | Bass:±12dB Treble:±12dB |
電源 | 100V、50Hz/60Hz、5A(UL、CSA) |
外形寸法 | 幅445x高さ127x奥行489mm |
重量 | 18.6kg |