オーディオの足跡

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 解説 

Aeriusの後継機にあたる静電型スピーカーシステム。

低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しており、中高域に静電型スピーカーを搭載しています。
ウーファーユニットは密閉キャビネットにマウントされています。

中高域には新開発のダイアフラムを用いた静電型スピーカーを搭載しています。
マーティン・ローガンのスピーカーパネルにはESL(Electro Static Loudspeaker)と呼ばれる技術を採用しています。
これは、表面に小さな穴を開けた緩く湾曲した2枚の金属製パネル(ステーター)で、RAY-BAN社と共同開発した世界特許の特殊コーティングフィルム(ダイアフラム)をサンドイッチする構造となっています。
ダイアフラムはDCパワーサプライに接続されており、陽極の静電気を帯電しています。また、ステーターはトランスを経てパワーアンプへ接続されています。このトランスが音楽信号の極性を逆にしてステーターに供給し、ステーターは陽極の静電気を帯電したダイアフラムを押したり引いたり駆動して音へ変換しています。
このESL方式は、ダイアフラム表面全体が均一に振動することで音を発するため、極めて歪が少ないという利点を持っています。また、ダイアフラムの質量は殆ど空気と同じため、ハイスピードに反応することが可能です。

ネットワーク部には特製巻線トランスやポリプロピレンコンデンサー、空芯コイルが採用されています。

キャビネットにはトップエンドモデルに使用されたものと同じ新世代高密度レンジャーボードを採用しています。

ヘッドピースにはコンポジット素材を採用しています。

独自のETCスパイクを採用しています。

トリムカラーにはライトオーク、ブラック、メープルの3種類がありました。

日本ではステラヴォックス社が取り扱いしていました。ステラヴォックス社取り扱い機は、輸入後に日本の高温多湿な気候を考慮して厳密に品質管理を施した日本特別仕様(J-Version)となっています。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・フロア型
ユニット等 低域用:20cmコーン型
高域用:静電型
周波数特性 43Hz~22kHz ±3dB
指向性 水平方向:30度(-6dB)
音圧レベル 89dB/2.83V/1m
許容入力 200W(片チャンネル)
インピーダンス特性 公称:4Ω
最小:1.32Ω(20kHz時)
クロスオーバー周波数 450Hz
外形寸法 幅260x高さ1,480x奥行410mm
重量 約25kg
付属 スパイク