MARK LEVINSON No26SL
¥1,600,000(1991年5月発売)
¥1,800,000(バランス入力カード装備)
¥1,850,000(MMフォノカード装備)
¥1,850,000(MCフォノカード装備)
解説
No26Lの回路デザインはそのままに、オーディオ機器で初めて、テフロンによるプリント基板を採用したスペシャルエディションモデルのコントロールアンプ。
No26Lで採用されたガラスエポキシ基板FR4で克服できなかった、配線パターン間の相互干渉などプリント基板に起因する問題を、テフロン基板によって可能な限り排除しています。
また、テフロン基板は適度な柔らかさを持つため、基盤自身やパーツの振動が発生しにくく、より高品質化を実現しています。
内部構成はNo26Lと同じ回路設計とパーツによる独自のデュアルモノラル構成となっており、完全ディスクリート仕様の2台の純A級モノラルプリアンプを搭載しています。
また、音質追求のネックとなっていたスイッチコンタクト部分を、フォノ入力を含む全ての入力からプリ出力までの間で最大2ヶ所に抑えた、独自のマトリックス方式による高精度リレーコントロールも採用しています。
電源部PLS-226Lには不要振動や漏洩磁束が少なく、レギュレーションが優れたトロイダルトランスを各チャンネルに搭載しており、さらに6,800μFx4の高級コンデンサーを始めとしたハイクオリティパーツを投入し、ノイズやリップルの無いクリーンなパワー供給を実現しています。
位相を180゜反転させることができるアブソリュートフェイズ・コントロールスイッチを搭載しています。
バランス入力カード、MMフォノカード、MCフォノカードを搭載したモデルがそれぞれありました。
また、それぞれのカードのグレードアップや外部フォノアンプ搭載などの様々なグレードアップがありました。
機種の定格
型式 | コントロールアンプ |
構成 | デュアルモノラル構成 |
利得 | フォノアンプ MM:38dB、44dB フォノアンプ MC:58dB、64dB ラインアンプ Unbalanced:6dB、12dB、18dB ラインアンプ Balanced:12dB、18dB、24dB |
入力インピーダンス | MM:47kΩ(変更可能) MC:825Ω(変更可能) ラインアンプ:14kΩ |
最大出力 | フォノアンプ:6V(Tape out) ラインアンプ:6V(Main out) |
特殊機能 | アブソリュートフェイズ・コントロールスイッチ テープ出力ディフィートスイッチ |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 50W |
外形寸法 | 本体:幅444.5x高さ78x奥行333mm 電源:幅193x高さ78x奥行333mm |
重量 | 本体:4.5kg 電源:3.6kg |