MARK LEVINSON No26L
¥980,000(1988年発売)
¥920,000(1990年頃)
解説
新体制下での第1号機にあたるコントロールアンプ。
これまでのリレー方式による切換方式をさらに発展させた独自のマトリックス方式によるリレーコントロールを採用しています。これにより信号経路を最短にすると同時に、あらゆる入力とメイン出力との間のスイッチコンタクトを最大2ヶ所に抑えています。
使用パーツにはMIL規格をはじめとした最高峰のパーツを厳選して採用しています。
アンプ部(No26L)と電源部(PLS-226L)を分離した構成とすることで、回路間の相互干渉を抑えています。
内部構造は左右の回路を完全に独立した2つのモノラルプリアンプ構成となっており、電源部にはトロイダルトランスを用いた左右独立構成を採用しています。
位相切換用のアブソリュート・スイッチや、高純度な信号伝送を可能にするバランス出力を搭載しています。
フォノアンプを持たないラインアンプのみの構成をベーシックモデルとしています。
また、メインボード上に設けられたオプションスロットを利用して、2種類のフォノカード(MCフォノカード/MMフォノカード)のうち1つを追加する事でフォノアンプ付のモデルを構成することが可能となっています。
フォノカードのかわりにバランス入力カードを追加すれば、既存のラインアンプをバランス入力対応型としたモデルに変更することができます。
増設用カードにはそれぞれゲイン切替えスイッチが設けられており、フォノカードにはインピーダンス切替えスイッチも搭載しています。このゲイン切替えスイッチとフロントパネル上の左右独立ゲインコントロールの組み合わせによって、全ての入力に対応しています。
機種の定格
型式 | プリアンプ |
構成 | デュアル・モノラル構成によるステレオプリアンプ |
利得 | フォノアンプ MM:38dB、44dB フォノアンプ MC:58dB、64dB Unbalance:6dB、12dB、18dB Balance:12dB、18dB、24dB |
入力インピーダンス | フォノアンプ MM:47kΩ(切替え可変可能) フォノアンプ MC:825Ω(切替え可変可能) ラインアンプ:14kΩ |
最大出力 | フォノアンプ:6V(Tape out) ラインアンプ:6V(Main out) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 50W |
外形寸法 | 本体:幅444.5x高さ78.5x奥行333.4mm 電源部:幅193.0x高さ78.5x奥行333.4mm |
重量 | 本体:4.5kg 電源部:3.6kg |