MARK LEVINSON ML-7AL
L2カード装備:¥1,650,000(1986年発売)
L3/L3Aカード装備:¥1,850,000(1986年発売)
解説
ML-7Lをベースに105ヶ所にも及ぶ改良を加えて開発されたコントロールアンプ。
本体部(ML-7AL)と電源部(PLS-154L)が分離・独立した設計となっており、プラス・マイナス・アースの3本のブスラインで低インピーダンス化を実現するとともに相互干渉を抑えています。
ボリュームやテープ切換えリレーに至るまで、各パーツは宇宙線や航空機のMIL規格など厳選素材を多用しています。特にPhonoステージで最も重量なRIAA経路には、MIL規格による耐振性の高いテフロンコンデンサーを採用しています。
各ステージを構成するカードの接続端子は、接触抵抗が極少で抜き差しによる音質特性変化が少ない8PINタイプを採用しています。また、各カードには放熱板を設置し、素子の安定化を図ると共に、外部振動に対する強度向上を図っています。
入出力ボードには4層基板を使用するなど徹底したシンプル化でリード線を最小限に抑制しています。
フォノアンプにはオプションとして、MCカートリッジが直結可能なハイ・ゲインのL3プラグインカードとL3Aプラグインカードが用意されています。
機種の定格
型式 | プリアンプ |
構成 | フォノアンプ2、ラインアンプ2 計4個のプラグインによる構成 |
利得 | フォノアンプ:38dB、44dB L3プラグインカード装着時:66dB L3Aプラグインカード装着時:54dB ラインアンプ:20dB |
入力インピーダンス | フォノアンプ:50kΩ、825Ω(切替え) L3プラグインカード装着時:825Ω L3Aプラグインカード装着時:825Ω ラインアンプ:10kΩ |
出力インピーダンス | フォノアンプ(Tape out):2kΩ ラインアンプ(Main out):47Ω |
最大出力 | フォノアンプ:6.6V ラインアンプ:8.0V |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 約25W |
外形寸法 | 本体:幅483x高さ51x奥行216mm 電源部:幅101x高さ101x奥行269mm |
重量 | 本体:3.6kg 電源部:2.4kg |
別売 | L3/L3Aプラグインカード(¥600,000) |