Marantz Model P150
¥210,000(1977年発売)
解説
最新の電子技術を集大成して開発されたFM/AMチューナー。
群遅延特性に優れた新開発の18ポールLC型フィルターを採用しています。
フロントエンドブにはデュアルゲートMOS-FETを採用しています。
また、温度や湿度等の外部要因の変化に対処するため、プリント基板レス構造のダイレクトコネクション方式を採用しています。局部発振回路の熱及び電気特性に充分な注意を払い、ドリフトを最小限に抑えたことでAFC回路の必要性が無くなっています。
MPX回路にはPLL方式を採用しており、放送局から送られてくるパイロット信号にサブキャリア発振器の位相を自動的にロックすることで安定度が優れた低歪率特性を実現しています。
ビルトインオシロスコープを搭載しています。
このオシロスコープではメーター指示による方法によって選局が容易で、RF入力にリニアに動作します。また、マルチパス歪をモニターしながら最良点に調整可能です。
さらにステレオセパレーションや位相状態のディスプレイや、外部入力端子を用いてその他ソースのオーディオ信号のモニターが可能です。
大型フライホイールを直接駆動するMarantz独特のジャイロタッチチューニングを採用しており、バックラッシュや選局後のメカニカルなドリフトを防止します。
パワーアンプP-510Mとマッチするデザインを採用しており、厚さ8mm19インチ幅EIAラックマウント用パネルを装備しています。
別売りオプションとしてマホガニーキャビネットを採用しています。
機種の定格
| 型式 | FM/AMチューナー |
| <FMチューナー部> | |
| 受信周波数範囲 | 76MHz~90MHz |
| 50dBクワイエッティング感度 | 12.4dBf/2.3μV |
| IHF感度 | 9.8dBf/1.7μV |
| クワイエッティングスロープ | 5μV:58dB 10μV:64dB 20μV:80dB |
| 選択度 | 80dB |
| キャプチャーレシオ | 1.0dB |
| イメージ除去比 | 100dB |
| SN比 | mono:70dB stereo:60dB |
| 全高調波歪率 | mono:0.15% stereo:0.3% |
| 周波数特性(50μsec、de-emphasis) | 30Hz~15kHz ±1dB |
| ステレオセパレーション | 42dB(1kHz) 30dB(10kHz) 36dB(200Hz) |
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数範囲 | 535kHz~1,605kHz |
| 感度 | 20μV |
| 選択度 | 30dB |
| イメージ妨害比(1,400kHz) | 70dB |
| S/N比 | 50dB |
| 周波数特性(-3dB down) | 50Hz~4kHz |
| 歪率 | 1% |
| <総合> | |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 40W |
| 外形寸法 | 幅483x高さ178x奥行300mm(幅・高さはパネル寸法) |
| 重量 | 13kg |
| 別売 | マホガニーキャビネット WC-P2(¥22,000) |
.jpg)