Marantz LS-7V
¥30,000(2台1組、1990年頃)
解説
コンパクトボディの本格的2ウェイスピーカーシステム。
低域には10cmコーン型ウーファーが採用されています。
磁気回路にはアルニコマグネットを採用しています。アルニコの特性を引き出すために、ツボ型ヨークに収納されており、ボイスコイル電流による磁気変調に強く、アルニコマグネット本来の低歪特性を高めています。
フレームには十分な肉厚を取ったアルミダイキャストを使用しています。
高域には2.5cmドーム型トゥイーターを採用しています。
ダイアフラムにはアクリル系ダンプ剤を手作業によって2度塗りするなどの配慮がされています。
また、ローリング防止のダミーバランサーやツイスト・フレキシブルリードにより大振幅特性も向上しています。
ボイスコイルには低インダクタンスの単層巻を採用しており、磁気回路にはストロンチウム・フェライトマグネットをダブルで使用しています。
エンクロージャーは北米産のウォールナット突板仕上げによる高密度パーチクルボードを使用しています。コーナー部にはR形状のウォールナットを使用しています。
ネットワークはウーファー用とトゥイーター用を独立させたセパレート設計を採用しており、各ユニットの干渉を防止しています。
それ以外にも、OFCワイヤー大型チョークコイルや音質対策コンデンサーなどを採用しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ) |
使用ユニット | 低域用:10cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 60Hz~22000Hz |
定格入力 | 40W |
最大入力 | 80W |
出力音圧レベル | 84dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 1250Hz |
外形寸法 | 幅128x高さ204x奥行163mm |
重量 | 3.0kg |