Marantz LS-30V
¥50,000(2台1組、1988年頃)
解説
同軸ユニットを採用したセッティングフリータイプのスピーカーシステム。
ユニットには10cmの同軸型ユニットを採用しています。
それぞれに独立した磁気回路を持つ10cmコーン型ウーファーと、3.2mmセミドーム型トゥイーターを同軸に配置することで、優れた音像定位を得ています。
磁気回路にはストロンチウム・フェライト・マグネットをダブルで使用したマグネットシールド方式を採用しており、防磁設計となっています。
同軸ユニットのウーファー部は、独自のインナーエッジ・サスペンションでコーンを支持し、リニアリティを損なわずに大振幅が得られると同時に、駆動系の高調波を抑える事に成功しています。
また、高耐熱銅防止コイルとアルミ合金ボビンにより耐入力特性が向上しています。
フレームにはアルミダイキャストフレームに加えてトゥイーターを固定するアルミダイキャスト・トゥイーターポストを採用しています。
トゥイーター部は、十分な強度と内部損失を持たせることで不要な共振を抑制しています。
ダイアフラムには後退熱のPEI(ポリエーテルイミド)フィルムを採用しており、ダイアフラムに直接ボイスコイルを巻くことで伝送ロスを減少させています。
磁気回路にはストロンチウム・マグネットを採用し、ギャップにマグネティック・フロイド(磁性流体)を入れることにより、トゥイーターの低域特性のコントロールと放熱効率を向上させています。
また、独自に設計された専用イコライザーにより広い指向特性を得ています。
エンクロージャーは、バスレフポートまで一体化することで、不要な音を抑えています。
マルチスタンドが付属しており、自由な設置が可能です。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・セッティングフリー型・防磁設計(EIAJ) |
使用ユニット | 全帯域用:同軸型2ウェイ(10cmコーン型、3.2cmドーム型) |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~30000Hz |
定格入力 | 40W |
最大入力 | 150W |
出力音圧レベル | 89dB/W/m |
外形寸法 | 幅155x高さ233x奥行158mm |
重量 | 2.9kg |
付属 | スピーカースタンド |