Marantz SLT12
¥159,000(1963年発売)
解説
SLT方式を採用したレコードプレイヤー。
トーンアーム部にはSLT(Straight Line Tracking)方式を採用しています。
この方式はリニアトラッキング方式に近い構造となっています。一般的なリニアトラッキング方式はリア側に設けられたリニアトラッキングアームによってカートリッジを直線移動させていますが、ストレートライントラッキング方式では側面から伸びたアームによって同様の動作を行っています。
これによりトラッキングエラーの無い動作を実現しています。
ターンテーブルには重量5.5kgの30cmターンテーブルを採用しています。
駆動方式にはベルトドライブ方式を採用しており、タングステンカーバイトのベアリングと精密加工のドライブ用ベルトによって安定した回転を実現しています。
自動演奏開始装置を装備しており、アームに触れずに操作が行えます。
カートリッジにはShure社のV15を採用しています。
針先には楕円ダイヤ針を採用しています。
キャビネットにはウォルナット仕上げが施されています。
日本ではヤマハが輸入しており、第1回限定輸入分にはサービス品としてプラスチック保護カバーがついていました。
機種の定格
| 型式 | レコードプレイヤー |
| 駆動方式 | ベルトドライブ |
| 駆動モーター | ヒステリシスモーター |
| 回転数 | 33・1/3、45rpm |
| ワウ・フラッター | 0.04%以下 |
| トラッキングエラー | 無し |
| インサイドフォース | 無し |
| 適合カートリッジ自重 | 4g~6g |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz |
| コンプライアンス | 30x10-6cm/dyne |
| 針先 | 0.2x0.9mil楕円形 |
| 針圧 | 1.0g |
| 出力電圧 | 6mV |
| 負荷抵抗 | 47kΩ |
| 負荷抵抗 | 47kΩ |
| 電源 | 117V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 15W |
| 外形寸法 | 幅465x高さ165x奥行355mm |
| 重量 | 12kg |
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