
Marantz SD255
¥49,800(1987年頃)
解説
再生専用+録再のダブルカセットデッキ。
再生専用のAデッキと録再のBデッキを搭載しています。
ヘッドはどちらもスーパーハードメタルアロイを用いたヘッドを装備しています。また、ダブルデッキに必要な走行性の均一化を達成するため、AデッキにはBデッキの消去ヘッドに換えてダミーヘッドを装備しており、走行性能やテープテンションの均一化を実現しています。
簡単な操作でダビングが行える用シンクロスタート機能を搭載しています。
この機能ではAデッキの再生スタートにシンクロしてBデッキの録音がスタートするため、ワンタッチ操作で失敗の内ダビングが可能です。
倍速ダビング機能を搭載しており、スイッチひとつで切換が行えます。
ダイレクトレベル録音機能を搭載しており、ダビング時にAデッキの出力はBデッキの録音コントロールを自動的にジャンプしてダイレクト入力されます。テープからテープへの録音なので基本的に録音レベルを必要する必要が無く、最短経路で録音されることで音質劣化を防いでいます。
A-B連続再生機能を搭載しており、片方のデッキの再生が終了すると同時にもう片方のデッキの再生がスタートします。これによりエンドレスの連続長時間再生が可能です。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーB/C NRを搭載しています。
オートテープセレクターを搭載しており、A/Bデッキともテープを装着するだけでテープポジション(メタル、クローム、ノーマル)が自動検出して設定されます。
設定されたポジションはLED表示されます。
タイマースタンバイ機能を搭載しており、タイマーを併用することで留守録音が可能です。
機種の定格
型式 | ダブルカセットデッキ |
トラック方式 | 4トラック2チャンネル、ステレオ |
ヘッド | 録音・再生ヘッド 再生ヘッド 消去ヘッド |
モーター | DCサーボモーターx2 |
ワウ・フラッター | ±0.09%(Wpeak) 0.06%Wrms |
周波数特性 | 35Hz~18kHz ±3dB(メタル) 35Hz~17kHz ±3dB(クローム) 35Hz~16kHz ±3dB(ノーマル) |
S/N比 | 55dB(ピーク録音レベル、聴感補正) ドルビーB ON時:10dB改善 ドルビーC ON時:20dB改善 |
歪率 | 1.0%(1kHz、メタル) |
入力感度/インピーダンス | Line:70mV/30kΩ Mic:0.6mV/10kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:800mV/4.7kΩ |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 25W |
外形寸法 | 幅420x高さ118x奥行272mm |
重量 | 4.7kg |