Marantz DR700
¥130,000(1998年頃)
解説
オーディオ専用機としてCD-R/CD-RWに対応したCDレコーダー。
CDなどの44.1kHzのソースは、SRC(サンプリング・レート・コンバーター)を通さずにスペックスルーで記録可能です。
また、CD互換のHDCDに対し、専用のレコーダーチップを搭載しており、HDCDサウンドのスペックをそのままディスクに保存することが可能です。
メカニズムにはレコーディングスタジオ向けの業務用CD-Rでも使用されている信頼性の高いダイキャスト・メカを採用しています。
時間のかかるファイナライズ作業を倍速で処理する倍速ファイナライズ機能を搭載しており、従来機の約半分の2分で済みます。
録音ボタンを押してから記録開始までにかかるセットアップ時間を大幅に短縮しており、約4秒弱までタイムラグを縮めました。
CD-RWディスクは消去可能で、最終トラック及び全トラックが消去可能です。
OPC(オプチューム・パワーキャリブレーション)を搭載しており、CD-R/CD-RW生ディスクの記録特性の違いに自動的に対応し、記録時のレーザーパワーを最適化して正確な記録を可能にしています。
SCMS(シリアルコピー・マネジメント・システム)に対応しています。
オート/マニュアルを選択できるトラック・インクリメント機能を搭載しており、オートモードでは、アナログソースでも自動的にトラックナンバーを書き込めます。
CD/MD/DATのトラックID自動認識をはじめ、オートスタート、CDシンクロ録音機能などの機能を備えています。
ボリューム付きのヘッドホン端子を搭載しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CDレコーダー |
再生可能ディスク | CD(CD-DA)、CD-R、CD-RW |
録音可能ディスク | CD-R/CD-RW (コンシューマーディスクのみ) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
再生時S/N | 105dB |
再生時ダイナミックレンジ | 98dB以上 |
再生時総高調波歪率 | 85dB |
録音時S/N | 90dB |
録音時高調波歪率 | 85dB |
デジタル入力(Coax/Optical) | 32kHz~48kHz(自動サンプルレート変換) |
アナログ入力(Rec level) | 500mVrms/50kΩ=0dB |
アナログ出力 | 2Vrms、ステレオ |
デジタル出力 | 同軸:0.5Vp-p/75Ω オプティカル:-20dBm |
デジタル録音(サンプリングレートコンバーター通過) | 44.1kHz±150ppm |
デジタルフル録音(1:1) | 44.1kHz±100ppm |
ヘッドホン | 0Vrm~5Vrms/8Ω~2000Ω |
ファイナライズ(TOC書き込み) | 2~4分間 |
オートスタート録音(スタート遅延時間) | 150ms~400ms |
オートスタート録音(PQタイミング変位) | 6フレーム(80ms) |
動作温度 | 5℃~35℃ |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 15W |
外形寸法 | 幅435x高さ88x奥行305mm |
重量 | 4.2kg |
付属 | ワイヤレスリモコン オーディオケーブル(RCAピンx2本) デジタル同軸ケーブル(RCAピンx1本) 電源ケーブル |