Marantz DR-17
¥138,000(1999年5月発売)
解説
DAC7やHDAMなどの高音質パーツを採用したリファレンスCD-R/CD-RWレコーダー。
D/A変換部にはCD-17DやCD-16等に搭載したビットストリームDAコンバーターDAC7(SAA7350+TDA1547)を採用しています。
デジタル・ダイレクト録音機能を搭載しており、CDなどのサンプリング周波数44.1kHzのソースはSRC(サンプリング・レート・コンバーター)を通さず、より高音質な録音が可能です。
CD互換のHDCD(High Definition Compatible Digital)デコーダーを内蔵した8倍オーバーサンプリング・デジタルフィルターを搭載しており、HDCDの広いダイナミックレンジと高い分解能を再生できます。
また、HDCDのデジタルコピーが可能なため、高音質デジタル・ダイレクト録音機能によってHDCDのサウンドスペックをそのまま記録することができます。
マランツ独自のローノイズ/ハイスルーレート高速電圧増幅モジュールであるHDAM(Hyper
Dynamic Amplifier Module)搭載しています。HDAMは徹底したシールド構造により、熱や振動、電磁波からの影響を排除できます。
メカニズム部には業務用CDレコーダーでも使用されたダイキャスト・メカニズムを採用しており、優れた制振構造を採用することで外部からの干渉を低減しています。
倍速ファイナライズ機能を搭載しており、時間がかかるファイナライズを倍速で処理できます。
SRC(サンプリング・レート・コンバーター)を搭載しており、異なるサンプリング周波数(32kHz~48kHz)を44.1kHzにコンバートできるため、BSやDATなどのデジタルソースからの録音も可能です。
CDシンクロ・レコーディング機能を搭載しており、CDプレイヤーやMDデッキ(メーカー問わず)とデジタル録音時にシンクロ録音が可能です。また、マランツのCD-17DaなどのD-BUSシステムを備えたCDプレイヤー間ではより確実なシンクロ録音が可能です。
オート/マニュアルのトラック・インクリメント機能を搭載しています。
トラックID自動認識機能を搭載しています。
SCMS(Serial Copy Management System)に対応しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CD-R/CD-RWレコーダー |
再生可能ディスク | CD、CD-R、CD-RW、HDCD |
録音可能ディスク | CD-R、CD-RW(音楽用) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±0.3dB |
S/N比 | 再生時:106dB以上 録音時:92dB以上 |
ダイナミックレンジ | 再生時:98dB以上 録音時:96dB以上 |
全高調波歪率 | 90dB以上(再生時、録音時共) |
デジタル入力 | 32kHz~48kHz(自動サンプリングレート変換、COAX/OPTICAL) |
アナログ入力 | 500mVrms/50kΩ=0dB(Rec level) |
アナログ出力 | 2Vrmsステレオ 4Vrms(HDCD時) |
デジタル同軸出力 | 0.5Vp-p/75Ω |
デジタルオプティカル出力 | -20dBm |
ヘッドホン | 0~5Vrms/8Ω~2kΩ |
ファイナライズ | 2~4分 |
オートスタート録音(スタート遅延時間) | 150rms~400rms |
オートスタート録音(PQタイミング変位) | <6フレーム(80ms) |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 25W |
最大外形寸法 | 幅458x高さ83x奥行324mm |
重量 | 8kg |
付属 | リモコン ACコード |