Marantz CDR640
¥250,000(1999年頃)
解説
CDレコーダーの最高峰を目指して開発されたプロフェッショナル用CDレコーダー。
            
            業務用規格であるIEC60958タイプ1に準拠しており、AEX/EBU端子を搭載しています。
            
            ATL(オートトラックレベル)機能を搭載しており、-70dB~-10dBの範囲で5dB刻みで13段階に調節できます。
            この機能は必要に応じてON/OFF切り替えできます。また、ソースの状態に合わせて設定できるためトラック・インクリメントの際の誤認識防止にも役立ちます。
            
            Qサブコード処理のために最大4秒分(1MB)のメモリバッファを確保しています。
            ADT(オーディオ・ディレイ・タイム)機能で録音開始のタイミングを0から最大4秒まで16ステップで調整することで、オーディオデータの頭切れを防止することができます。
            
            コピープロテクション機能を搭載しており、OFF(無制限コピー可能)、ON(SCMS対応・無制限コピー禁止)、HCO(完全コピー禁止)の3種類が選択できます。
            
            プリセットキーを搭載しており、本体、リモコンともに順次押していくだけで目的の設定変更モードにたどり着くことができ、操作性向上を図っています。
            
            コントロールI/O端子(D-sub9ピン、パラレル)を搭載しています。
            
            デジタル入力に対して他機器にスルーアウトするCASC ON機能を搭載しており、最大3台までのカスケード接続が可能です。
            
            アナログ入力感度切換機能を搭載しており、+4dBu/-10dBuの切り替えが可能です。
            
            アナログ・バランス入出力端子を搭載しています。
            この端子はヨーロッパタイプで、1番がグランド、2番がホット(+)、3番がコールド(−)となっています。
            
            TOCイレース機能を搭載しており、一度ファイナライズされたCD-RWディスクのTOCのみを消去し、追加記録または最終曲の編集が可能です。
            
            スルーモニター機能を搭載しており、スタンドアローンのAD/DA、サンプリング・レート・コンバーターとしても使用できます。
            
            エンファシス設定モード機能を搭載しており、デジタルソースならプリエンファシス・ステータスをそのままディスクにコピーし、アナログソースの場合はプリエンファシスされているかどうかによってON/OFFを設定できます。
            
            12~56kHzに対応したサンプリング・レート・コンバーターを搭載しています。
            44.1kHz以外のソースを検出するとインジケーターが点灯して自動的にSRCモードに切り替わるSRC
            OFFと、ソースの種類によらず常にSRC機能を働かせるSRC ONの2種類のモードを搭載しています。
            
            ソースが44.1kHz(±100ppm)の場合、SRCをOFFにすることで完全なフルコピーが可能です。これによりHDCDやDTSなどのデータもそのまま録音ができます。
            
            QサブコードベースまたはATLベースで録音を自動停止するSTP(レコーディング・ストップ・コンディション)機能を搭載しています。CDやMDがソースの場合はリードアウトから約3秒後に停止します。
            
            トラック・インクリメント機能を搭載しています。
            CD/MD/DATなどのデジタルソースについてはQサブコードをもとにトラックをインクリメントし、カテゴリーコードの入ってないデジタルソースおよびアナログソースは2.7秒の無音(ATL)を検出後にトラックをインクリメントします。
            ATLの設定は変更ができます。
            
            CDシンク機能を搭載しており、トラックIDを持つデジタルソースだけでなく、Qサブコードの無いデジタルソースやアナログソースでも同期録音が可能です。
            
            コード長約3mのワイヤードリモコンが付属しています。
            このリモコンでは本体の各種操作やテンキー操作が可能です。
            
            EIA19インチx2Uラックマウントサイズとなっています。
			
機種の定格
| 型式 | CDレコーダー | 
| 再生可能ディスク | CD-DA/CD Extra/CD-R/CD-RW | 
| 録音可能ディスク | CD-R/CD-RW | 
| 周波数レスポンス | 20Hz~20kHz | 
| 再生時ダイナミックレンジ | 98dB以上(1kHz) | 
| 録音時ダイナミックレンジ | 95dB以上(1kHz) | 
| 再生時S/N(A-WTD) | 100dB | 
| 録音時S/N(A-WTD) | 90dB | 
| 再生時総高調波歪率 | 90dB | 
| 録音時総高調波歪率 | 90dB | 
| 再生チャンネルセパレーション | 100dB(1kHz) | 
| サンプル・レート・コンバージョン | 12~56kHz(自動サンプルレート変更) | 
| デジタル入力 | Coax.SPDIF:0.5Vp-p/75Ω±20% XLR,AES/EBU:3~10Vp-p/110Ω±20%  | 
                
| デジタル出力 | Coax.SPDIF:0.5Vp-p/75Ω±20% XLR、AES/EBU:4Vp-p/110Ω±20%  | 
                
| アナログ入力 | XLR:+4dBu(最大+16dBu) -10dBu(最大+2dBu)/47kΩ  | 
                
| アナログ出力 | RCA:2Vrms±0.15dB/200Ω XLR:+17.5dBu±0.15dB/600Ω  | 
                
| デジタルフル(1:1)録音(SRCバイパス) | 44.1kHz ±100ppm | 
| ヘッドホン | 0~6.5Vrms/8~2,000Ω | 
| ファイナライズ(TOC書き込み) | 約2分間(倍速) | 
| 最終トラックまたは全トラック消去機能 | CD-RWディスク(全トラック消去時間 約1.5分間) | 
| オートディレイタイム(スタート遅延時間) | 0~4秒設定、16ステップ | 
| オートトラックレベル | -70dB~-10dB、5dBステップ、13段階可変 | 
| 動作温度 | 5~35℃ | 
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz | 
| 消費電力 | 33W | 
| 最大外形寸法 | 本体:幅483(19inch)x高さ88(2U)x奥行280mm リモコン:幅270x高さ160x奥行52mm  | 
                
| 重量 | 本体:6.4kg リモコン:0.7kg  | 
                
| 付属 | ワイヤードリモコン RC640CDR リモコンケーブル(D-sub15ピン) オーディオケーブル デジタル同軸ケーブル AC電源ケーブル  | 
                
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