
Marantz CD6002
¥45,000(2007年9月発売)
解説
SACDプレイヤー開発で蓄積されたノウハウを投入したCDプレイヤー。
完全新規開発のオーディオ基板を採用しており、設計に上位モデルSACDプレイヤーの開発などで蓄積されたノウハウを反映する事で音質向上を図っています。
D/A変換部にはDV9500やDV9600にも採用されたシーラスロジック社のCS4398を採用しています。
D/A変換後のアナログオーディオ回路にはマランツ独自のHDAM回路を用いた電流帰還型のアナログオーディオ回路を採用しています。
また、回路構成についても上級機SA-15S1とほぼ同様な構成とし、オペアンプを一切使用しないなど、高級仕様となっています。
電源部にはオーディオ専用の電源回路を設けており、マランツ特注のブロックコンデンサやショットキーバリアダイオードを採用しています。
また、トランスについてもゆとりあるサイズのコアを使用すると共に、オーディオ用とデジタル用を別巻線とする事で相互干渉を排除しています。さらに電源トランスのコアをシールド付きにすると共にトランス基板全体をシールド板で遮蔽し、オーディオ回路への漏洩磁束による影響を防いでいます。
オーディオEXモードを搭載しています。
このモードではピッチコントロール機能やデジタル出力を停止する事でより高純度な再生を可能にしています。
モードは2種類があり、リモコンのSound Modeボタンで切換ができます。
MP3やWMAを記録したCD-R/RWの再生に対応しています。
ディスク全体を再生するCont.(Continue)モードか、フォルダ単位で再生するFolderモードが選択できます。また、ID3やメタデータなどのテキスト情報についても対応しています。
※テキスト表示は英数字のみ対応しています。
ヘッドホン出力回路には高速電流バッファーアンプを搭載しています。
オーディオ出力基板を新規設計とする事でヘッドホンアンプに入力される信号の品質が向上しており、さらにヘッドホンアンプ回路やパターンレイアウトの見直し、高品位な部品の採用などによって性能向上を実現しています。
メイン基板は1枚の大きな両面基板を採用しており、低インピーダンス低ノイズ設計を徹底しています。
また、メイン基板下部にシャーシ強化プレートを装着する事で剛性を高めています。
本格的なIEC型ACインレットを採用した着脱式電源ケーブルを採用しています。
光と同軸の2系統のデジタル出力を装備しています。
同軸出力とアナログ出力の端子には金メッキ処理が施されています。
ピッチコントロール機能を搭載しており、再生スピードを可変できます。
ワンタッチで設定時間分戻って再び再生するクイックリプレイ機能を搭載しています。
CDテキスト表示機能を搭載しています。
専用メモリを搭載する事で曲数の多いディスクにも対応しています。
マランツシステムリモートコントロール端子を装備しています。
ゴールドとブラックの2色のカラーバリエーションがありました。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
チャンネル | 2チャンネル |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
ダイナミックレンジ | 100dB以上 |
高調波歪率 | 0.002%(1kHz) |
ワウフラッター | 水晶精度 |
アナログ出力 | 2.35Vrms |
デジタル出力 | 同軸:0.5Vp-p/75Ω、ピンジャック 光:-19dB、光コネクター |
ヘッドホン出力 | 18mW/32Ω(ボリューム最大時) |
光学読み取り方式 | レーザーAlGaAs半導体 |
波長 | 780nm |
信号方式 | 16ビット・リニアPCM |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
AudioEXモード | off(初期設定):ピッチコントロール有効、デジタル出力ON(ピッチコントロール0%時のみ) 1:ピッチコントロール無効、デジタル出力ON 2:ピッチコントロール無効、デジタル出力OFF |
MP3/WMA対応フォーマット | MP3:32~320kbps、可変ビットレート対応、32/44.1/48kHz、ID3対応 WMA:64~160kbps、可変ビットレート対応、32/44.1/48kHz、Meta対応 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 22W(電気用品安全法) |
最大外形寸法 | 幅440.0x高さ87.0x奥行283.0mm |
重量 | 4.7kg |
付属 | リモコン 電源ケーブル アナログ接続ケーブル リモート接続ケーブル |