Marantz CD-99DR
¥228,000(1988年発売)
解説
D/Aコンバーター搭載プリメインアンプPM-95との組合わせるCDドライブユニットとして発売されたCDトランスポート。
メカニズム部には、LHH2000をはじめとした代表モデルに採用されている独自のCDM-1ドライブメカニズムを採用してます。ピックアップ部を支えるスイングアームは通常のリニアトラッキング方式とは対照的な構造で、後部にウェイトを配したダイナミックバランスタイプとなっています。
駆動部にはリニアモーターを採用しており、スムーズな動作を実現しています。また、ピックアップ部は収差が少なく温度特性に優れた1ビーム方式を採用しています。
サーボ回路には新開発の自動サーボ切換え回路を搭載しており、12cmCDと8cmCDの大きさをセンサーが検出し、モーター内のサーボ回路を自動的に切換えます。
電源部にはトロイダルトランスを採用しており、サーボ回路へのスムーズな電力供給とデジタル回路の電源インピーダンス低下を図っています。
シャーシには高剛性ダイキャストを採用しています。また、底板には3mm厚の鉄板を用い、サイドパネルにもダイキャストを使用するなど、無共振化を図っています。
また、トップカバーには独自のARC(Aluminium Raft Celing)構造を採用しており、ラフト(いかだ状)のカットを施した3ピース構造によって、強度を増すとともに振動モードを拡散し、共振を防いでいます。
お気に入りのトラックを選んで記憶できるCDファイルバンクFTSを搭載しています。これにより、1度メモリーすれば半永久的にファイリングが可能です。
機種の定格
型式 | CDトランスポート |
出力レベル | コアキシャル:0.5Vp-p/75Ω オプティカル:-19dBm(角型光コネクター) |
レーザー | AlGaAs半導体 |
波長 | 780nm |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
量子化 | 16ビットリニア/チャンネル |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 13W |
最大外形寸法 | 幅454x高さ106x奥行345mm |
重量 | 14.0kg |