Marantz CD-60
¥65,000(1989年発売)
解説
上級機の技術やノウハウを継承して開発されたCDプレイヤー。
D/A変換部には高精度でローレベルでのリニアリティに富んだTDA1541Aを使用しており、位相・周波数特性に優れた16ビット4倍オーバーサンプリングデジタルフィルターの採用によって、優れた解像度を得てます。
また、フィルター回路にはローノイズオペアンプを使用しています。
D/Aコンバーターを含めて回路基板はコンピューター設計を採用しており、サーフェス・マウント・テクノロジーを駆使して信号劣化を排除しています。
メカニズム部には新開発のCDM-4Mを搭載してます。メカニズム全体はシャーシからフローティングされ、振動から遮断されています。また、レーザーピックアップにはグラスファイバー混入の特殊樹脂を採用しており、振動の影響を受けずに正確なトラッキングを可能にしています。
メインシャーシには耐衝撃性に優れたハニカム構造をしており、接点を全て3点で支持する新開発のトライアングルコンストラクションによって、剛性を確保してます。
また、天板やボトムにはメタル材を使用し、サイドパネルにはダイキャストを使用することで強固な構造を形成しています。さらに、ネジには銅メッキが施されています。
最大126通りのプログラム(1枚につき5曲として)が電源を切ってもメモリーされるFTSを搭載しています。
20曲のプログラム再生やテープの長さに合わせた編集ができるエディットモード、曲順を順次演奏するAMS(Automatic
Music Scan)を搭載しています。
固定と可変のアナログ出力に加え、光と同軸のデジタル出力を搭載しています。
33キーワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
フィルター | 3次ベッセルフィルター |
チャンネル | 2チャンネル |
周波数特性 | 2Hz~20kHz |
ダイナミックレンジ | 96dB以上 |
SN比 | 100dB |
チャンネルセパレーション | 100dB以上(1kHz) |
全高調波歪率 | 0.004%(1kHz) |
ワウフラッター | 水晶精度 |
アナログ出力 | 2Vrms |
デジタル出力 | コアキシャル:0.5Vp-p オプティカル:-19dBm |
レーザー | AlGaAs半導体 |
波長 | 780nm |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
量子化 | 16ビットリニア/チャンネル |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 20W |
最大外形寸法 | 幅454x高さ117x奥行288mm |
重量 | 6.6kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |