Marantz RV351
¥29,800(1986年頃)
解説
ドルビーサラウンド方式に対応したサラウンドプロセッサー。
ドルビー研究所によって開発されたドルビーサラウンド回路を忠実に再現しており、ソフトに記録されたサラウンド信号の再生が可能です。逆相のサラウンド信号は、マトリックス回路→ディレー回路→7kHzローパスフィルター→ドルビーBタイプNRシステムの順で処理されます。
キャリブレーションコントロールを搭載しており、ソースレベルに応じて調整が可能なキャリブレーション・レベルでインジケーターが点灯します。
ディレーコントロール機能を搭載しており、ソースに応じて設定可能です。
ドルビーサラウンドに加え、マトリックス・サラウンド、スペーシャル・サラウンドを搭載しており、スイッチ切換えにより通常ステレオソースからモノラルソースにまで対応しています。
マトリックスサラウンドでは、通常のステレオソースをサラウンド再生可能です。また、スペーシャルサラウンドではモノラルソースを擬似的にステレオ化できます。また、エフェクトコントロールでは、マトリックスとスペーシャルのサラウンド効果をソースに応じて調整できます。
サラウンド用スピーカーをドライブする専用パワーアンプを搭載しています。
マスターボリュームを搭載しており、サラウンド用スピーカーとメインスピーカーの音量を同時にコントロールできます。
また、サラウンドの音量のみを調整できるリア・ボリュームも搭載しています。
2系統のフロント出力を搭載しています。
機種の定格
型式 | ドルビーサラウンドプロセッサー |
ダイナミックパワー(IHF) | 30W(6Ω) |
実効最大出力(EIAJ) | 25W(6Ω) |
全高調波歪率 | 0.03%(1kHz、20W、6Ω) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz -1.5dB(ダイレクト) 20Hz~15kHz -3dB(マトリックス) 100Hz~6kHz -3dB(ドルビー) |
入力感度/インピーダンス | 250mV/68kΩ |
SN比 | 90dB(IHF-A) 68dB(ドルビーCCIR/ARM聴感補正雑音レベル) |
ディレータイム | 15mS~30mS(可変) |
外形寸法 | 幅420x高さ60x奥行200mm |
重量 | 3.2kg |