オーディオの足跡

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SR2000の画像
 解説 

海外向けに販売された人気モデルを、デザイン、フィーチャー、性能など日本向けにリファインして発売したステレオレシーバー。

ダーリントン・パワーICを採用しており、35W+35Wのパワーを得ています。

配線による特性変化を無くすため、電源部とメインアンプ部を一枚基板にまとめています。
また、入力端子を基板にダイレクトに接続し、セレクタースイッチなども基板に直付けする事でリード線使用に伴うクロストークの発生を防いでいます。

トーンコントロール部にはトライトーンコントロールを採用しており、低域や高域に加えて中音域のトーンコントロールが可能です。
トーンアンプはNF型で片チャンネルあたりトランジスタ4個構成で、アンプ部分に2個、トーンコントロール部に2個使用しています。

チューナー部には検波段にクアドラチュアICを採用しており、良好なセパレーション特性と低歪率化を図っています。
また、フロントエンドには3連バリコンを採用しており、高感度を実現しています。

マランツ伝統のジャイロタッチチューニング機構を採用しています。
この方式では大型フライホイールを直接駆動し、スムーズな選局ができます。

保護回路にはマランツ独自のASOプロテクター回路を採用しています。

フルスケール60Wの左右独立パワーメーターを装備しています。
また、ダイヤルスケール内にチューニングメーターを装備しています。

2系統のスピーカー端子を装備しています。
スピーカー接続がワンタッチでできるプッシュボタン式コネクタを採用しています。

ラウドネススイッチ、テープモニタースイッチ、FMミューティングスイッチなどを装備しています。

機種の定格
型式 ステレオレシーバー
<アンプ部>
定格出力(両ch駆動、20Hz~20kHz) 35W+35W(8Ω)
40W+40W(4Ω)
全高調波歪率 0.04%(8Ω)
0.08%(4Ω)
混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1、定格出力時) 0.04%(8Ω)
0.08%(4Ω)
ダンピングファクター 36(8Ω)
入力感度/インピーダンス Phono:2.7mV/47kΩ
Aux、Tape:160mV/20kΩ
出力帯域幅 20Hz~20kHz(4Ω負荷、8Ω負荷)
周波数特性 Phono(RIAA):20Hz~20kHz ±0.5dB
AUX、Tape:15Hz~50kHz ±1.0dB
S/N比(IHF-A) Phono:86dB
AUX、Tape:98dB(775mV入力)
スピーカー負荷インピーダンス 4Ω、8Ω
出力レベル/インピーダンス Rec out:580mV/500Ω
<FMチューナー部>
実用感度 10.8dBf/1.9μV
50dBクワイティング感度 mono:14.2dBf/2.8μV
stereo:37.3dBf/40μV
高調波歪率(65dBf、1,000μV、1kHz) mono:0.15%
stereo:0.25%
周波数特性 30Hz~15kHz +0.5 -1.0dB
キャプチャーレシオ 1.0dB(65dBf、1,000μV)
イメージ除去比 50dB
中間周波妨害比 85dB
ステレオセパレーション(1kHz) 45dB
<AMチューナー部>
IHF実用感度 20μV
S/N比 50dB
イメージ除去比 45dB
中間周波数妨害比 40dB
<総合>
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 105W
外形寸法 幅466x高さ140x奥行323mm
重量 8kg