Marantz SH-A20
¥208,000(1983年頃)
解説
テクノロジーのためテクノロジーではなく、人間の感性に限りなく近い音を目指して開発されたプリメインアンプ。
一般的なハイゲイン・イコライザー構成と異なり、厳選された超ローノイズ・トランジスタによる本格的MCヘッドアンプを搭載しています。
またフォノアンプは、高精度イコライザー素子、全段完全プッシュプル回路により、広帯域・低ノイズを実現し、さらにドーロセレクターにより、個々のMMカートリッジの持つ個性を生かした再生を楽しめます。
AB級DCパワーアンプ部は、マッチドペア・デュアルFETの入力段からスーパーハイfTトランジスタによる3段ダーリントン接続の出力段まで、動的歪を極少に抑えるマランツ独自のLow-TIM設計を徹底しています。
電源部には大容量トロイダルトランスやスーパーオーディオコンデンサを採用しています。
テープ相互ダビング機能や、フォノ、チューナーCDを含めあらゆるソースとミキシングが可能なマイクミキシング回路を搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオプリメインアンプ |
定格出力(20Hz~20kHz) | 130W+130W(8Ω) |
全高調波歪率 | 0.02%以下(20Hz~20kHz、8Ω) |
周波数特性 | 5Hz~100KHz ±1dB |
RIAA偏差 | 20Hz~20kHz ±0.5dB |
入力感度 | Phono MM:2.0mV Phono MC:0.11mV High Level:150mV |
SN比(IHF-A) | Phono MM:84dB Phono MC:78dB High Level:94dB |
定格消費電力 | 350W(電気用品取締法) |
外形寸法 | 幅461x高さ193x奥行345mm |
重量 | 16.5kg |