Marantz SC1000
¥490,000(1981年発売)
解説
あくまで高純度な信号伝送に徹したシンプル&ストレート構成のコントロールアンプ。
全ブロックを完全プッシュプルの純A級DCユニットアンプ化して裸特性を高めています。
またユニットアンプ間・チャンネル間の干渉、電源変動から信号系を解放するため、電源部をパワーアンプに匹敵するまで強化し、事実上の電源インピーダンス0を実現した6組のシャントレギュレーターを含む8組の独立パワーサプライを搭載しています。
イコライザー回路にはダイナミックレンジと過渡応答特性に優れたNF-CR型を採用しており、安定した超低出力インピーダンスを実現しています。
出力はピンジャックと並行にバランス出力端子も搭載しています。
ボリュームはバランスコントロールを不要としたL/R独立可変の高精度コンダクティブ方式を採用しており、またトーンコントロールは音質劣化や特性の乱れを追放したプッシュスイッチ型を採用しています。
シンプル化を徹底しており、Flat OutとTone Outの独立2系統出力を搭載しています。
ヒヤリングにより厳選したパーツのみを使用しており、配線材の高精度無酸素銅線はコネクターを用いない圧着方式を採用し、一般的なハンダ付けで問題となるハンダ素材による音質劣化に配慮しています。
機種の定格
型式 | ステレオコントロールコンソール |
定格出力/インピーダンス | Flat Out:1.5V/50Ω |
入力感度/インピーダンス | Phono1:2.5mV/47kΩ、100kΩ High Level:150mV/47kΩ |
全高調波歪率 | 0.002%以下 |
周波数特性(RIAA) | 20Hz~100kHz +0 -0.2dB |
SN比(IHF-A) | Phono:86dB High Level:104dB |
外形寸法 | 幅483x高さ138x奥行468mm |
重量 | 13.5kg |