Marantz PS9200
¥280,000(2001年11月発売)
解説
SACDを始めとする高密度ソースへの対応を目指して「Absolute SA Technology」をはじめとする独自の技術をベースに開発されたフラッグシップモデルにあたるAVアンプ。
PS9200には前期モデルと後期モデルがあります。前期モデルはTHX Ultra規格に対応し、後期モデルはTHX
Ultra2規格に対応しており、後期モデルでのみTHX Ultra 2 CinemaとTHX Musicといった再生モードが追加されています。
また、2002年3月31日までに販売されたPS9200に関しては、期間限定でDSPとコントロールソフトウェアの書き換え作業によるバージョンアップサービスが行われました。
PS9200では、THX Surround EXの7.1chを始めDTS-ES Discrete6.1/Matrix6.1、MPEG2
AACなどのマルチチャンネルフォーマットに対応しており、高精度24bit DSPを2基搭載することでハイパフォーマンスを実現しています。
全ての2chソースをマルチチャンネルサラウンドで楽しめるDolby Pro LogicIIやDTS
Neo:6、SRS Circle Surround 5.1といったデコーダを搭載しています。また、映画/音楽に適切なデコードを行うCINEMA/MUSICモードをそれぞれに設定できます。
パワーアンプ部にはマランツオリジナルの高音質技術「Absolute SA Technology」に基づく電流帰還型ハイパワー・ディスクリートアンプを搭載しています。また、アメリカ・ルーカスフィルム社のTHX
Ultra2にも準拠した全7チャンネル同一パフォーマンスを実現しています。
プリアンプ部は、バッファアンプを搭載した低インピーダンス駆動と、低歪率のポリシリコン抵抗ボリュームによりノイズを低減しています。
D/Aコンバーターにはシーラスロジック社製192kHz/24bit DAコンバーター(CS4396)を全チャンネルに採用しています。
また、2チャンネル再生時は4つのDACをダブル差動使用とすることで優れた音楽再生を実現しています。
電源部には大型トロイダルトランスや吟味されたブロックケミコンを搭載しています。
マイコンの制御バスをブロックごとに分離したブロック独立バス方式を採用しています。この方式では、動作の異なる各ブロック毎に専用バスを設ける事で、余分なデジタル信号が他のブロックに干渉するのを排除しています。さらに、アナログ部用バスでは機能毎にバス・スイッチを設け、動作に関係のない時はバスラインから切り離すようになっています。
音楽再生時には映像出力処理回路の動作を停止するビデオオフモードや銅メッキシャーシの搭載など、低ノイズ化を徹底しています。
マルチダイヤルによりサラウンド設定や基本設定を本体で自由に設定できます。
コンポーネント出力までに対応したオンスクリーンメニュー機能を搭載しています。
CDプレイヤーやDVDプレイヤーとデジタル接続することで、HDCDソフトが再生できるHDCDデコーダーを搭載しています。
サラウンドバックやサラウンド用の内蔵アンプをマルチルーム用として使用できるマルチルームスピーカーアウト機能を搭載しています。
7.1チャンネルダイレクト入力端子を搭載しています。7.1ch入力を使用しない場合はAUX2(stereo)入力としても使用が可能です。
RS232C端子を搭載しています。
D4端子を始めとする映像入出力端子や10系統アサイナブルデジタル入力端子を搭載しています。
マルチルーム出力用オンスクリーンディスプレイ機能を搭載しています。
プロジェクタ等の機器との連携動作が可能なアサイナブルDCトリガー端子を搭載しています。
スピーカー用設定に誤りがあると自動的に適切な値に修正するオートアジャスト機能を搭載しています。
ビデオ信号の有無で本体の電源を自動的にON/OFFするTVオートオン機能を搭載しています。
本体の設定や動作状況を手元でグラフィカルに確認できるLCDタッチパネル装備の双方向GUI学習リモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | AVアンプ | ||||
サラウンドモード | THX(CINEMA/THX 5.1) THXサラウンドEX DTS DTS-ES(Discrete 6.1/Matrix 6.1) DTS-NEO6(Cinema/Music) ドルビーデジタル ドルビーデジタルEX ドルビープロロジック ドルビープロロジックII(Movie/Music) MPEG2 AAC CS-5.1(Cinema/Music) Movie Hall Matrix Virtual(TruSurround) マルチチャンネルステレオ(7ch) |
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定格出力(20Hz~20kHz、6Ω) | フロント:160W+160W センター:160W サラウンド:160W+160W サラウンドバック:160W+160W |
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実用最大出力(JEITA、6Ω) | フロント:210W+210W センター:210W サラウンド:210W+210W サラウンドバック:210W+210W |
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映像入力 | コンポジット:7系統 S端子:7系統 コンポーネント:2系統 D端子:2系統 |
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映像出力 | コンポジット:2系統 S端子:2系統 |
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モニター出力 | コンポジット:2系統 S端子:2系統 コンポーネント:1系統 D端子:1系統 |
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オーディオ入力 |
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オーディオ出力 |
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スピーカー出力 | 1系統(7ch) | ||||
ヘッドホン端子 | 1系統 | ||||
マルチルーム出力 | 映像:1系統(コンポジット) オーディオ:1系統(アナログ・ステレオ) スピーカー:1系統(ステレオ) |
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外部コントロール系 | RC-5:IN/OUT、Multi Remote I/O RS-232C:アップグレード専用 DCトリガー:2系統(アサイナブル) |
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消費電力 | 420W(電気用品安全法) 0W(主電源切時) |
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外形寸法 | 幅455x高さ180x奥行485mm | ||||
重量 | 22.3kg | ||||
付属 | 双方向GUI学習リモコン 着脱式ACケーブル |