
Marantz PM4001
¥28,000(2005年9月発売)
解説
上級機のテクノロジーを可能な限り盛り込んで開発されたプリメインアンプ。
上級機と同様にプリアンプ、パワーアンプ、トーンコントロールアンプを独立させた構成を採用しています。
特にパワーアンプは完全ディスクリート型とする事でハイクラスのパフォーマンスを実現しています。また、トーンコントロールアンプ部には定評のあるアクティブフィルター型を用いており、センターレベルでの優れたフラット特性を達成しています。
さらに、PM-15S1と同様の手法を用いたインプットバッファー回路を搭載しており、S/Nやチャンネルセパレーションの向上を図っています。
グラウンド処理にチューニングを施すことで音質改善を図っています。
ヘッドホン出力のグラウンドポイントを回路直下とフロントパネルのヘッドホンジャック直近に分割しています。また、ボリューム基板のグラウンドはL/R独立配線としてクロストークの改善を図っています。
さらにマイコンからの通信・制御等の配線や電源配線が音楽信号に悪影響を与えないよう経路を最適化しています。
MMカートリッジ用にフォノイコライザーを内蔵しています。
トーンディフィートスイッチを搭載しており、トーン回路をワンタッチでバイパスできます。
フロントパネルやボリューム、インプットセレクターにアルミを採用する事で高級感を持たせています。また、剛性の向上による安定感のある再生に貢献しています。
ラウドネス機能を搭載しています。
フルRECセレクターを搭載しており、CDやチューナーの裏録音やテープデッキ同士のダビングが可能です。
マランツリモートコントロール端子を搭載しています。
ゴールドとブラックの2色のカラーバリエーションがありました。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
このリモコンでは本体の電源オン/オフ、ボリューム調整、ソース切替等の操作や、CDプレイヤーCD5001やマランツのCD/MDデッキ、チューナー等の基本操作が可能です。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
定格出力(20Hz~20kHz、両ch同時駆動) | 55W+55W(4Ω) 40W+40W(8Ω) |
ダイナミックパワー | 80W+80W(4Ω) 55W+55W(8Ω) |
全高調波歪率 | 0.03%(20Hz~20kHz、両ch駆動、8Ω負荷、35W) |
出力帯域幅(8Ω負荷、0.03%) | 10Hz~50kHz |
周波数特性(CD) | 10Hz~100kHz +0 -3dB |
ダンピングファクター | 100(8Ω負荷、20Hz~10kHz) |
入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ High Level:170mV/20kΩ |
Phono最大許容入力(1kHz) | MM:130mV |
RIAA偏差(40Hz~20kHz) | ±0.3dB |
S/N比(Aウェイト補正、JEITA) | Phono MM:83dB High Level:87dB |
入出力端子 | Phono入力:1系統(GND端子付き) ライン入力:3系統(CD、Tuner、Aux/DVD) テープ入出力:2系統(Recorder1、2) スピーカー出力:2系統(System1、2) ヘッドホン出力:1系統 |
トーンコントロール特性 | ±10dB(100Hz、10kHz) |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 100W(電気用品安全法) 0.7W(待機時) |
最大外形寸法 | 幅440x高さ117x奥行341mm |
重量 | 6.6kg |
付属 | システムリモコン RC4001PM |