Marantz PM-80a
¥75,000(1994年頃)
解説
ロングセラーを続けたモデルPM-80の後継機にあたるプリメインアンプ。
本格的3アンプ構成や新型MOS FET、4連アクティブ・ボリュームなどの上位機種で採用された技術を導入しています。
CDなどのハイレベルなソースの入力に対しても歪を抑えて高い安定度を保つため、プリ、トーン、パワーの各アンプブロックを独立した3アンプ構成を採用しています。
また、イコライザー、プリ、パワーの各アンプの初段はHDAMと同じ回路構成となっています。
パワーブロックの終段には大型MOS FETをパラレルプッシュプルで使用しており、高い電流ドライブ能力を確保しています。
また、微小レベルを扱うフォノイコライザーにはHDAMと同じ回路を構成しています。
ボリュームには4連アクティブ・ボリュームを採用しており、実使用状態のS/Nを大幅に改善しています。
また、HDAMと同じ回路構成のプリ部はボリュームユニットと一体構成となっており、銅シールド処理を施して高いS/Nを獲得しています。
電源部には大型の電源トランスと15,000μFx2の特別仕様・低倍箔電解コンデンサを採用しています。
また、出力電源と電圧増幅部電源に高周波ノイズを吸収するノイズキラー素子を採用しています。
剛性を高めるため、ダイカスト・サイドパネルでシャーシを両サイドから挟んでいます。
ゴールドとブラックの2色のカラーバリエーションがありました。
機種の定格
型式 | ステレオプリメインアンプ | ||
定格出力 |
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全高調波歪率 | 0.005% | ||
周波数特性 | 10Hz~100kHz +0 -1dB | ||
SN比 | High Level:111dB | ||
入力端子 | Line入力:3系統 Phono入力:1系統 Tape入力:2系統 |
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出力端子 | Tape出力:2系統 スピーカー出力:2系統 |
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消費電力 | 250W(電気用品取締法) | ||
外形寸法 | 幅454x高さ165x奥行380mm | ||
重量 | 17.5kg |