Marantz Model3600B
¥250,000(1977年頃)
解説
プリアンプはこうあるべきというマランツの考え方を余すこと無く盛り込んだコントロールアンプ。
基本回路の設計にあたって、考えられる限りの入力ソースと、回路上の部品1点1点をコンピューターにプログラムして高調波歪や混変調歪、S/N比などの各特性において最高値が得られるよう何度もシミュレーションが行われています。
さらに、経験によって得たノウハウと耳による試聴テストが行われています。
リアパネルにはメインスピーカーとリモートスピーカーの端子を搭載しており、切換をコントロールアンプ側で行うことができます。
スコープアウトプットを搭載しており、チューナーModel150と組合せて入力波形を観測できます。
別売りオプションとしてマホガニーのウッドキャビネットとラックマウント用アダプターがありました。
機種の定格
型式 | コントロールアンプ |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±0.25dB |
全高調波歪率 | 0.02% |
混変調歪率 | 0.01%(20Hz~20kHz) |
ダイナミックレンジ | Phono:100dB |
入力等価雑音 | Phono:0.775μV |
入力感度/インピーダンス | Phono:1mV/47kΩ Line:100mV/25kΩ |
出力インピーダンス | 150Ω |
トーンコントロール | Bass:±10dB Mid:±8dB Treble:±10dB |
外形寸法 | 幅390x高さ146x奥行236mm(幅と高さはパネルサイズ) |
重量 | 6.1kg |
別売 | マホガニーキャビネット WC-2UN(¥10,000) ラックマウント用アダプター RA-2(¥5,900) |