- Marantz Model 3300
- ¥195,000(1972年頃?) 
解説
トランジスタのために新しく回路を設計し、トランジスタの選別、抵抗やスイッチ類の素材の厳選して使用した、コントロールアンプ。
      
      イコライザ段、トーンコントロール段、送り出しの増幅段は、初段に差動回路を使用した直結回路を採用しています。
      
      電源部は、非対称で激しい現実の音楽の波形に対応するため、パワートランスを、リップルフィルターを兼ねて定電圧回路的にしようしています。また、シリコンダイオードを出たところで左右に分離独立させており、低域でのクロストークを改善しています。
      またトランスには、カットコアを使いショートリングを巻いたトランス自体にフラックスの極小のものを使い、十分なマウントスペースを取って影響を抑えています。
			
機種の定格
| 型式 | ステレオコントロールコンソール | 
| ダイナミックレンジ | Phono input, 100dB abobe 1.0μV, Equivalent noise input | 
| 入力感度/インピーダンス | Phono:1.35mV/47kΩ High Level:135mV/50kΩ | 
| 出力レベル/インピーダンス | Main:3V/47kΩ Center Channel:3V/47kΩ Tape:3V/47kΩ Headphone:3V/8Ω | 
| 全高調波歪率 | 0.02%以下(3V出力、20Hz~20kHz) | 
| 混変調歪率 | 0.02%以下(3V出力、20Hz~20kHzの中の任意の2つの周波数) | 
| 周波数特性 | 6Hz~80kHz +0 -3dB 20Hz~20kHz ±0.25dB | 
| Total Broadband Noise(Equivalent Input) | Phono(input loaded and shielded):1.0μV | 
| チャンネルセパレーション | 40dB | 
| ボリュームコントロールトラッキング | Within 1dB | 
| トーンコントロール | Treble:±10dB(10kHz) Bass:±10dB(100Hz) | 
| フィルター | High:5kHz、9kHz Low:50Hz、100Hz | 
| <総合> | |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz 220V optional on special order | 
| 消費電力 | 10W | 
| 外形寸法 | 幅391x高さ146x奥行222mm | 
| 重量 | 7.3kg |