Marantz Model 33
¥205,000(1970年頃)
解説
スライド式トーンコントロールなどのコントロール機能を組み込んだプリアンプ。
トーンコントロール部には左右チャンネルが独立したスライド式ボリュームを採用しており、位置が一目でわかるようにすることで調節具合が簡単に分かるようにしています。
トーンコントロール解除スイッチを備えているため、ワンタッチでフラットな特性が得られます。
ラウドネスポジションでは音量を絞った際に低音不足に聞こえないよう補正します。
低インピーダンスヘッドホン用のヘッドホンアンプを内蔵しています。
このヘッドホンアンプには独立したボリュームコントロールを備えています。
スライド式のボリュームとバランスボリュームを採用しています。
フロントパネルにはテープレコーダーダビング用のジャックが設けられており、デッキ類を追加する場合に簡単に追加できるよう配慮がされています。
センターチャンネル出力端子を搭載しています。
この端子には専用のレベルコントロールが設けられています。
ハイフィルターとローフィルターを搭載しています。
それぞれ減衰点は2段階で切換えできます。
低レベル増幅段にはICを使用しており、高い信頼性と性能を得ています。
ウッドケースは別売りオプションでした。
機種の定格
型式 | コントロールアンプ |
混変調歪率 | 0.02%以下(20Hz~20kHz) |
高調波歪率 | 0.02%以下(20Hz~20kHz) |
周波数特性 | 5Hz~100kHz +0 -1dB |
SN比 | Phono:0.5μV以上(Input 125dB) |
入力感度 | Phono:1mV High level:100mV |
入力インピーダンス | Phono:47kΩ Tape head:100kΩ High level:50kΩ |
トーンコントロール | Bass:±10dB(100Hz) Treble:±10dB(10kHz) |
チャンネルセパレーション | 58dB(20Hz~20kHz) |
ボリュームトラッキング | 1dB以内 |
出力レベル/インピーダンス | Main:10V/200Ω Center channel:5V/200Ω Tape recorder:10V/200Ω Headphone:10V/300Ω |
ハイフィルター | 12dB/oct、5kHz/9kHz |
ローフィルター | 12dB/oct:50Hz/100Hz |
電源 | AC95V~120V、50Hz/60Hz |
外形寸法 | 幅390x高さ145x奥行185mm |
重量 | 5.5kg |
別売 | ウォルナットキャビネット WC-1(¥8,500) |