Marantz Model 1060
¥54,900(1972年頃)
解説
Marantz U.S.Aが設計し、Marantz U.S.Aの規格でチェックアップしたプリメインアンプ。
イコライザ部はトランジスタを6石使用した三段直結NF型で、基本的には、#7Tとほぼ同じ回路構成となっています。
トーンコントロール部は、中域のコントロールが可能となっており、聴感上の効果性を考慮して、低・高域のコントロール幅を中域の約2倍にとっています。
メイン部はオーソドックスな準コンプリメンタリー回路を採用しています。
保護回路はASO検出型で、ミス接続などで出力をショートさせた場合もトランジスタをとばす心配はありません。
Marantzの規格により、10μFのコンデンサーを負荷しても全く発振しない設計となっています。
機種の定格
型式 | コンソールステレオアンプ |
<パワーアンプ部> | |
連続定格出力 | 30W+30W(8Ω、20Hz~20000Hz) |
高調波歪率 | 0.5%以下(20Hz~20000Hz、定格出力時) |
混変調歪率 | 0.5%以下(20Hz~20000Hz、定格出力時) |
周波数特性 | ±1.0dB(20Hz~20000Hz、定格出力時) |
パワーバンドウィズ | 15Hz~50000Hz |
ダンピング・ファクター | 45以上(8Ω) |
<プリ部> | |
入力感度 | Phono:1.8mV MIC:1.8mV/47kΩ High:180mV/100kΩ |
クロストーク | 45dB |
トーンコントロール | Treble:±12dB(15kHz) Mid:±6dB(700Hz) Bass:±12dB(50Hz) |
<総合> | |
外形寸法 | 幅362x高さ120x奥行300mm |
重量 | 8.4kg |