Marantz MA-7
¥150,000(1台、1988年頃)
解説
MOS FETの出力段を搭載したモノラルパワーアンプ。
出力30W(8Ω)の純A級動作と出力120W(8Ω)のAB級動作をバックパネルのスイッチで切換え可能です。
ブリッジ接続用の位相反転回路が内蔵され、切換えスイッチと付属コードで簡単にBTL接続ができます。
BTL接続はMA-7を2台直列に接続し、350W(8Ω)のハイパワーを実現します。
さらに2台のアンプから出る歪成分がキャンセルされる点や、アースラインに負荷電流が流れないためアース電位に起因する有害成分が排除されてクリーンアースが実現する点など、音質を向上させています。
CDプレイヤーなどをダイレクトに入力できるようにするため、入力感度を1Vに設定しております。
スピーカーの接続を変えることなく、出力の位相を180゜反転させるインバーテッド・スイッチをリアパネルに搭載しています。
各帯域の位相をコントロールすることにより、クロスオーバー付近での音のつながりを細かに調整できます。
機種の定格
型式 | モノラルパワーアンプ |
定格出力 | AB級:120W(8Ω) 純A級:30W(8Ω) |
全高調波歪率 | 0.008%以下 |
周波数特性 | 1Hz~100kHz +0 -1dB |
入力感度/インピーダンス | 1.0V/56kΩ |
ダンピングファクタ | 250以上(8Ω) |
SN比(IHF-A) | 120dB |
消費電力(電気用品取締法) | 150W |
外形寸法 | 幅208x高さ163x奥行359mm |
重量 | 10kg |