オーディオの足跡

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 解説 

マグナット社の30年以上にわたるスピーカーシステム開発の頂点として発表されたフロア型スピーカーシステム。

超低域用には、セルロース振動板やダブルダンパー、φ100mmボイスコイル、鋳造アルミニウムフレームなどを採用した61cmのコーン型ウーファーをウーファーを搭載しています。
また低域には、アルミニウム振動板や2層巻きボイスコイル、2層マグネット、アルミダイキャストフレームを採用した30cmコーン型ウーファーを搭載しています。

超低域と低域のユニットは、内蔵した専用のパワーアンプによって駆動する構造となっています。
超低域用のパワーアンプは、クロスオーバー周波数を40Hz~60Hzの範囲で調整でき、750W(RMS)/1500W(Peak)の出力を誇っています。また、低域用には250W(RMS)/500W(Peak)出力のパワーアンプを搭載しており、60Hz~275Hzの周波数帯域を受け持っています。

中域には16.5cmのコーン型ミッドレンジを搭載しています。
このユニットにはアルミニウム振動板やアルミニウムフェイズプラグを採用しており、フレームにはアルミダイキャストフレームを採用しています。

高域には2.5cmのシルクドーム型トゥイーターを搭載しています。
このトゥイーターの振動板には、新開発のセンタープラグ付きリングラジエーターと2重同心ダイアフラムを採用しています。また、磁性流体を充填することで耐入力を向上するとともに、磁気回路にネオジウムマグネットを使用することで高品位な再生を実現しています。

ネットワーク部には厳選されたコイルやコンデンサーなどのパーツを採用しています。

エンクロージャーの仕上げにはブラック、チェリー、メイプルの3種類がありました。

機種の定格
方式 4ウェイ・4スピーカー・フロア型・(アクティブ2ウェイウーファー)
使用ユニット 超低域用:61cmコーン型
低域用:30cmコーン型
中域用:16.5cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
アンプ部出力 サブウーファー用:750W(RMS)/1,500W(Peak)
ウーファー用:250W(RMS)/500W(Peak)
クロスオーバー周波数 40Hz/50Hz/60Hz(切替式)、275Hz、3.5kHz
周波数特性 10Hz~80kHz
音圧レベル 90dB/W/m
外形寸法 幅600x高さ1,855x奥行950mm