MACTONE M-52
¥138,000(1970年代頃?)
解説
KT-88を採用した低帰還・UL接続パワーアンプ。
出力管に大型出力管KT-88を採用しています。
また、出力トランスにはマックトンが独自に研究開発したKT-88専用トランスを採用しており、音質を高めています。
回路構成はビーム管であるKT-88をウルトラリニア接続にして出力低下を防ぎ、内部抵抗を三極管並に落として低域再生を有利にしています。
また、初段とドライバー段の球を並列接続にして低インピーダンス動作を行うことで十分な余力を持たせています。
過度な負帰還による音質劣化を防ぐため、低帰還設計を採用しています。
また、プレゼンスコントロールによってNFBの量を4~8dB可変できるようにしてあり、接続するスピーカーシステムとの相性問題も解消しています。
機種の定格
型式 | モノラルパワーアンプ |
回路方式 | 管球式UL接続低帰還パワーアンプ |
定格出力 | 60W(4Ω/8Ω/16Ω、1kHz) |
最大出力 | 70W |
歪率 | 0.05%(1kHz、1W時) |
周波数特性 | プレゼンス最大:10Hz~80kHz -1dB プレゼンス最小:10Hz~50kHz -1dB |
出力特性 | 40Hz~100kHz(50W時) |
入力感度 | プレゼンス最大:0.5V(60W時) プレゼンス最小:0.3V |
入力インピーダンス | 100kΩ |
プレゼンス | NF量可変コントロール 最小:4dB 最大:8dB |
残留雑音 | 1mV以内(入力ショート、ボリューム最大) |
使用真空管 | KT-88:2本 12BH7A:2本 12AX7:1本 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 240W(最大出力時) |
外形寸法 | 幅245x高さ180x奥行375mm |
重量 | 約14.5kg |