
LUXMAN T-33
¥39,500(1975年10月発売)
解説
プリメインアンプL-30と同サイズのFM/AMチューナー。
群遅延時間特性を重視したリニアフェイズ型セラミックフィルター素子2組や、超低歪率のディスクリ・トランスなどを採用しています。また、十分に検討を加えたPLL型ICを厳選して使用する事で歪やセパレーション、S/N比などの諸特性の安定した性能を得ています。
ステレオ信号復調時の有害なキャリアリークを除去するLC形ローパスフィルターを搭載しています。
定電圧電源回路を採用しており、80V~120V間のAC電源電圧変動に対して各部を安定に動作させています。
シグナル・ストレングスインジケーターやセンターチューニングメーターを搭載しています。
FMハイブレンドスイッチを搭載しており、弱電界でも高域ノイズを除去してスッキリとしたステレオ放送受信が可能です。
FMミューティングスイッチを搭載しており、選局時の耳障りな局間ノイズをカットします。
AMチューナー部には強力なAGC回路や混信に強いセラミックフィルター、歪の少ない検波回路などを採用しています。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー |
<FMチューナー部> | |
IHF実用感度 | 2μV(83MHz、400Hz、100%mod) |
2信号選択度 | 50dB(83MHz、100μV、±400kHz) |
振幅変調抑圧度 | 50dB(83MHz、1mV) |
キャプチャー比 | 1dB(83MHz、1mV) |
イメージ比 | 55dB(83MHz) |
IF妨害除去比 | 70dB(83MHz) |
S/N比 | 70dB(83MHz、1mV、mono) |
周波数特性 | mono:20Hz~15kHz -1.5dB stereo:20Hz~15kHz -1dB |
全高調波歪率 | mono 0.1%(400Hz) 0.2%(100Hz~10kHz) stereo 0.2%(400Hz) 0.3%(100Hz~10kHz) |
ステレオセパレーション | 45dB(400Hz) 40dB(100Hz~10kHz) |
キャリアリーク | 41dB |
シグナルインジケーター動作開始点 | 30μV(83MHz、400Hz、100%mod) |
ミューティング動作開始点 | 2.2μV(83MHz、400Hz、100%mod) |
アンテナインピーダンス | 300Ω(平衡)、75Ω(不平衡) |
出力電圧 | 1V(83MHz、400Hz、100%mod) |
出力インピーダンス | 300Ω |
<AMチューナー部> | |
IHF実用感度 | 200μV/m(1MHz、400Hz、30%mod) |
イメージ比 | 50dB(1MHz、EXT.ANT.) |
IF妨害除去比 | 40dB(1MHz、EXT.ANT.) |
S/N比 | 50dB(1MHz、5mV/m、400Hz、30%mod) |
周波数特性 | 70Hz~2kHz -3dB |
全高調波歪率 | 0.6%(1MHz、5mV/m、400Hz、30%mod) |
出力電圧 | 330mV(1MHz、400Hz、30%mod) |
<その他> | |
使用半導体 | FET:1個 IC:2個 トランジスタ:13個 ダイオード:11個 LED:2個 |
付属装置 | シグナルストレングスインジケーター センターチューニングメーター FMミューティング回路 FMハイブレンド回路 |
外形寸法 | 幅440x高さ161x奥行218mm |
重量 | 4.5kg |