ALPINE/LUXMAN K-113X
¥59,800(1988年6月発売)
解説
3ヘッド方式を採用したカセットデッキ。
ヘッド部には3ヘッド方式を採用しており、録音・再生・消去のそれぞれに専用ヘッドを搭載しています。
3ヘッド方式では各ヘッドの用途に応じて設計を追求でき、周波数特性やダイナミックレンジなどの基本特性が向上しています。また、3ヘッド方式は録再スイッチを通さずに専用アンプと直結できるため、歪も低減しています。
さらに録音中のサウンドを再生ヘッドで同時モニターすることも可能です。
バイアスファイン機能を搭載しており、使用するテープに応じて最適バイアス電流を細かく調整することができます。
録音特性を向上させるドルビーHXプロを搭載しています。
ドルビーHXプロではオーディオ信号によるバイアスレベルの変動を無くして常に最適なバイアス値にサーボコントロールします。音楽情報の中に高域成分が多い時はバイアス電流を自動的に減らし、優れた高域特性を実現します。また、高域成分の少ない時はバイアス電流を増やして歪を低減するようにリアルタイムで働き、質の高いレコーディングを実現させています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーB/Cを搭載しています。
FL管表示の4桁電子式テープカウンターを搭載しています。
このカウンターでは60分で約2000カウントが可能となっており、テープの録音箇所をさらに細かく管理できます。
また、カウンターと連動したメモリーストップ機構によってテープを巻き戻してゼロセットしたポイントで自動的にストップさせることもできます。
外部タイマーを接続することで設定した時刻に録音/再生が可能です。
AVサラウンドコントローラーF-105と接続することでシステムトータルでのリモートコントロールが可能です。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
トラック形式 | 4トラック・2チャンネル・ステレオ方式 |
ヘッド構成 | 録音・再生:ヘキサラムヘッド 消去:フェライトヘッド |
テープ速度 | 4.75cm/sec |
操作方法 | ロジックコントロール方式 |
ワウ・フラッター | 0.05%以下(W.R.M.S.) |
周波数特性 | ノーマル:20Hz~19kHz クローム:20Hz~20kHz メタル:20Hz~21kHz |
歪率 | 0.5%以下 |
S/N比(メタルテープ) | ドルビーoff:56dB ドルビーB:65dB ドルビーC:72dB |
出力 | 500mV/2kΩ |
消費電力 | 17W(別カタログで22W表記あり) |
外形寸法 | 幅438x高さ110x奥行318mm |
重量 | 4.3kg |