
ALPINE/LUXMAN K-106
¥75,000(1985年10月発売)
解説
Bridシリーズのクイックリバースデッキ。
ドルビーHXプロを搭載しており、音楽ソースの超高域成分が録音バイアスとして作用することで起こるオーバーバイアス録音と同じ現象を解決しています。
また、ノイズリダクションシステムとしてドルビーB/C、dbxを搭載しており、よりクリアで伸びのある音を実現しています。
コンピューターコントロール機構を採用しており、プログラムサーチやイントロスキャン、ブランクサーチ、ブランクスキップ、オートレコーディングポーズなどの機能を搭載しています。
回路設計にはBridシリーズのアンプでも採用されているS.T.A.R.サーキットを採用しています。
この方式では回路内の給電ラインとアースラインの共有化を徹底して追放することで信号のスムーズな流れを実現しています。
バイアスファイン機能を搭載しており、通常は標準値に設定されるバイアスをマニュアル調整で追い込むことが可能です。
ヘッド部にはヘッド回転方式を採用しており、フォワード/リバースとも同じヘッドを動作させることで録再アンプとヘッドとのシビアなマッチングが可能となっています。
メカニズム部は2モーター+1アシストモーターを搭載しており、フォワード用/リバース用に独立したキャプスタンとピンチローラーを採用することで滑らかで正確なテープ走行を実現しています。
また、アジマス・アジャスタも各方面用に独立して設けており、両方向でのテープのヘッドタッチをより完璧なものにしています。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
トラック形式 | 4トラック・2チャンネル・オートリバース方式 |
ヘッド構成 | 録再:回転式オートリバースヘッド 消去:ダブルギャップフェライトヘッド |
テープ速度 | 4.75cm/sec. |
操作方法 | ロジックコントロール方式 |
ワウ・フラッター | 0.05%以下(W.R.M.S.) |
周波数特性 | ノーマル:20Hz~18kHz クローム:20Hz~19kHz メタル:20Hz~20kHz |
歪率 | 0.7%以下 |
S/N比 | dbx、メタル:90dB以上 ドルビーC、メタル:71dB以上 dbx、ノーマル:89dB以上 ドルビーC、ノーマル:70dB以上 |
出力 | 500mV/1kΩ |
消費電力 | 20W |
外形寸法 | 幅438x高さ114x奥行307mm |
重量 | 4.7kg |