
LUXKIT A506
¥39,800(1982年頃)
解説
A500シリーズの2ウェイチャンネルディバイダキット。
A506にはカットオフ周波数用CRパーツが含まれておらず、別売りフィルタを組み合わせることで希望のカットオフ周波数値を選択できる方式となっています。
フィルタはピークが無く、位相特性に優れたベッセル型を基本としています。
フィルタ部は別基板化されており、減衰特性はベッセル型で2種類、バターワース型で1種類が選択できます。
別売りのCR506LとCR506Hはベッセル型で-18dB/octと-24dB/octの2種類のフィルタが構成できるCRをセットしています。また、希望のパーツを取り付けることでバターワース型で-12dB/octの減衰特性が構成できます。
-10dBまで連続可変できるボリュームと、左右チャンネル、Low、Highと分けて使える-10/-20dBのアッテネーターを搭載しており、組み合わせて使うことで細かいレベル調整が可能です。
ボリュームの変化特性はKカーブを採用しており、回転角と減衰量を一致させています。
電源部は左右別巻線トランス、別整流回路で構成しており、クロストークを最小限に抑えています。
A506は2way型ですが、2台、3台と組み合わせることで3wayや4wayに対応できます。
機種の定格
型式 | 2wayエレクトロニック・クロスオーバーネットワーク・キット |
入力インピーダンス | 1MΩ |
出力インピーダンス | 100Ω |
周波数特性 | 5Hz~100kHz +0 -2dB |
歪率 | 0.005%以下(出力2V) |
挿入損失 | -1dB以内 |
クロスオーバー周波数 | CR基板プラグイン式 |
減衰特性 | (-12dB/oct)、-18dB/oct、-24dB/oct ベッセル型、バターワース型(選択型) |
レベル・コントロール | 左右、Low/High、独立型 VR:0~-10dBx4 ATT:-10dB、-20dBx4 |
ACアウトレット | 電源スイッチ連動:2系統 電源スイッチ非連動:1系統 |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅438x高さ85x奥行320mm |
重量 | 4.5kg |
別売:低域用フィルタCRセット CR506L(¥8,500) | |
減衰特性 | -18dB/oct、-24dB/oct、ベッセル型 |
クロスオーバー周波数 | 80、100、150、250、300、500、800Hz |
別売:高域用フィルタCRセット CR506H(¥6,000) | |
減衰特性 | -18dB/oct、-24dB/oct、ベッセル型 |
クロスオーバー周波数 | 1.5k、3k、5k、8kHz |