LUXKIT A3034
¥115,000(1980年1月発売)
解説
CL34をキット化したコントロールアンプキット。
管球式でありながらデュオ・ベータ回路を搭載しています。
イコライザ回路は段間結合コンデンサを使用しない3段直結構成となっており、出力段にはS.R.P.P.を採用しています。
S.R.P.P.は非直線動作を補正するよう動作しており、優れたリニアリティを得るとともに出力電圧が高くとれ、さらに出力インピーダンスが極めて低くとれるなど、様々な利点を得ています。
このアンプ回路に適量NFBによる中高域の改善とDCサーボによる低域の改善(ダンピング)を加え、優れたイコライザアンプとしています。
フラットアンプ部は理論的に偶数次歪を発生しない2段差動増幅回路とし、NFBループ内にトーンコントロールを組み込んだシンプルな構成としています。段間結合コンデンサを追放することで3Hz~70kHzという優れた周波数特性を実現しています。
NFB量は最適値に設定されています。
DC構成のヘッドホンアンプを搭載しています。
トーンコントロールやサブソニックフィルター、ローカットフィルタ、アッテネーター、シグナルオフスイッチ、トーンディフィートスイッチ、ミューティングなどの機能を搭載しています。
機種の定格
型式 | 管球式コントロールアンプキット |
出力電圧 | 定格:2V 最大:10V |
全高調波歪率 | 0.008%(2V出力時、20Hz~20kHz) |
周波数特性 | 3Hz~70kHz -1dB以内 |
入力感度 | Phono1、2:2mV Tuner、Aux:170mV |
入力インピーダンス | Phono1、2:50kΩ Tuner、Aux:70kΩ |
SN比(IHF-A) | Phono1、2:80dB Tuner、Aux:100dB |
許容入力 | 300mV(Phono、1kHz、RMS) |
RIAA偏差 | ±3dB |
出力インピーダンス | Pre out:560Ω Rec out:680Ω |
トーンコントロール | Treble:±8dB、ターンオーバー3kHz Bass:±8dB、ターンオーバー300Hz |
付属装置 | フィルタ(subsonic、defeat、low cut) テープモニタ2系統 テープダビング(1→2、2→1) アッテネーター(-20dB、normal、signal off) ヘッドホンジャック ACアウトレット2系統(トータルmax600W) |
使用真空管 | 12AX7:4 12AU7:4 |
消費電力 | 60W(電気用品取締法) |
外形寸法 | 幅438x高さ77x奥行322mm |
重量 | 6.4kg |