 
		- LUXKIT A2110
- ¥88,000(1977年10月発売) 
解説
DCアンプ構成を採用したステレオパワーアンプキット。
            
            LUXMANのラボラトリー・リファレンス・シリーズのステレオパワーアンプ5M21を基にして尽くされています。
            
            DCアンプの欠点である温度などの外部条件の変化に伴うDCドリフトを抑えるため、初段差動増幅用のデュアルFETとこれを補助する回路を一体化したDML-ICを採用しており、信頼性を高めています。
            
            電源部には新開発の薄型トロイダルトランスを2個搭載し、さらに新開発の音質改良型大容量コンデンサ(10,000μF)を4個搭載しています。これにより左右チャンネル間の干渉を排除し、各アンプ回路に安定な電源を供給しています。
            
            抵抗、半固定抵抗、コンデンサーなどの使用パーツにも厳選したものを使用しています。
            
            DCアンプ本来の性能を最大限発揮するため、出来得る限りプリント基板化するとともに左右チャンネルの基板を別々に設けています。また、ミューティング回路用リレーやスピーカー端子も左右独立化することでクロストーク特性の改善を図っています。
            
            スピーカースイッチなどの機能を排除することにより、余分な接点の通過による音質劣化を抑えています。
            
            ピークインジケーターを搭載しています
            このインジケーターは0dBと-6dBを示す2個のLEDとインジケーター感度切換によって構成されています。
            
            入力レベルセットには精度の高い減衰特性が得られる音質改良型の新型ボリュームを採用しています。
			
機種の定格
| 型式 | ステレオパワーアンプキット | 
| 連続実効出力 | 55W+55W(8Ω、両ch駆動、20Hz~20kHz) | 
| 全高調波歪率 | 0.01%以下(8Ω、55W、20Hz~20kHz) | 
| 混変調歪率 | 0.01%以下(8Ω、55W、60Hz:7kHz=4:1) | 
| 出力帯域幅 | 5Hz~100kHz(8Ω、歪率0.1%、-3dB) | 
| 周波数特性 | DC~100kHz -1dB以内 | 
| 入力感度 | 800mV | 
| 入力インピーダンス | 50kΩ | 
| SN比 | 110dB以上(IHF-Aカーブ補正、入力ショート) | 
| 残留雑音 | 0.2mV以下 | 
| クロストーク | -70dB以下 | 
| ダンピングファクター | 80以上(8Ω、1kHz) | 
| 保護回路 | DCドリフト検出によるスピーカー保護回路 過電流防止回路 | 
| 付属機能 | ピークインジケーター(0dB&-6dB表示) インジケーター感度切換(0dB、-6dB、-12dB、-18dB) 左右独立型入力レベルセット 入力コンデンサーin/out切換 | 
| 外形寸法 | 幅438x高さ78x奥行363mm | 
| 重量 | 10.2kg | 
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