オーディオの足跡

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A1020の画像
 解説 

単に性能が良いだけでなく、デザインも考慮された管球プリメインアンプキット。

アンプ全体にわたって3極管を採用しています。

イコライザ部には2段のP-K・NF型、バッファ段には1段のP-G・NF型、トーンコントロール部にはLUX方式NF型を採用し、プリアンプ部としては合計4本の12AX7を配した構成となっています。

メインアンプ部の出力段には、内部抵抗が低く、低域特性の優れた3極出力管である6RA8と、全帯域にわたって優秀な特性を示すOY14型のアウトプット・トランスを組み合わせています。
この出力段をドライブする回路には低域の時定数が少なく、安定性の面で有利で、しかもゲイン(利得)が高くとれるムラード型と呼ばれるカソード結合回路を採用しています。
初段は6AQ8、位相反転段は12AU7の構成となっています。

外観のデザインはトランジスタ式プリメインアンプの500シリーズと合わせたデザインを採用しています。

ヘッドホン端子には、ヘッドホンプラグによるメインアンプ出力切換式を採用しています。

キットの場合は調整の問題がありますが、パーツの精度及び基板化など、機構面からも工夫をこらし、メインアンプにおいても最小限の調整個に押さえ、プリアンプにおいても無調整で所期の性能を引き出す事に成功しています。

機種の定格
型式 管球式プリメインアンプキット
連続実効出力 10W+10W(4Ω、8Ω、16Ω)
全高調波歪率 1%以下(定格出力時)
周波数特性 20Hz~20kHz -1dB以内
入力感度/インピーダンス Phono1、2:2mV/47kΩ
Aux1、2、3:140mV/150kΩ
SN比(入力ショート、無補正) Phono:60dB以上
Aux:77dB以上
RIAA偏差 ±0.5dB以内(30Hz~15kHz)
トーンコントロール LUX方式NF型
低域湾曲点:250Hz
高域湾曲点:5kHz
フィルター ローカット:35Hz、-6dB/oct.
ハイカット:11kHz、-6dB/oct.
アッテネーター -14dB
出力電圧 Rec out:140mV
Pre out:1V(定格)
付属装置 ヘッドホンジャック
テープモニタースイッチ(2系統)
録音出力端子(2系統)
プリアンプ・メインアンプ分離可能
使用真空管 6RA8:4本
6AQ8:1本
12AU7:2本
12AX7:4本
使用半導体 SD-1B:4個
S1RB-40:1個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 150W(最大出力時)
外形寸法 幅450x高さ160x奥行330mm
重量 13.3kg