
ALPINE/LUXMAN LE-109
¥80,000(1986年9月発売)
解説
フォノアンプを独立させるフォノ・セパレート思想によって高音質化を図ったイコライザーアンプ。
電源トランスから左右独立構成したツイン・モノ・サーキットを採用しています。これにより左右チャンネルの電源を共有した場合の相互干渉を排除しています。
入力端子は2系統備えており、それぞれ独立したフォノアンプで構成されています。
Phono1入力はMCカートリッジ専用となっています。また、Phono2はMC/MM両用のアンプ構成となっています。
端子には金メッキが施されたものを採用しており、接点での音質劣化を防いでいます。
MCストレート回路を採用しており、セレクターや切換機能を取り除いてMCカートリッジからダイレクトにアンプにつながる設計となっています。また、アンプ回路も信号経路をシンプル化できるハイゲイン・イコライザー方式を採用しています。
アンプ回路は初段にローノイズ・ハイGmの接合型FETを採用し、高S/Nを達成しています。さらにリニアリティに優れたバランスドPPドライブ回路を採用することで低歪率を実現しています。
様々なカートリッジに対応できるように3段階ゲイン切換、3段階インピーダンス切換、2段階アッテネーターを備えています。
電源回路や信号回路において給電ラインやアースラインを共有しないS.T.A.R.サーキットを採用しています。
各回路の共有インピーダンスが排除されたことにより聴感上のS/Nが改善しています。
機種の定格
型式 | フォノアンプ | ||
定格出力 | 150mV | ||
高調波歪率 | 0.005%(1kHz、1V出力時) | ||
入力感度 |
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入力インピーダンス |
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SN比(IHF) | Phono MM:95dB(1V出力) Phono MC Straight:80dB(1V出力) |
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周波数特性 | 20Hz~20kHz | ||
クロストーク | 85dB | ||
電源 | AC100V、50Hz/60Hz | ||
消費電力 | 25W | ||
外形寸法 | 幅438x高さ63x奥行310mm | ||
重量 | 4.5kg |