LUXMAN SQ707
¥35,000(1969年8月発売)
解説
入門用のローコスト版アンプにラックスの技術を投入したプリメインアンプ。
パワーアンプ部には準コンプリメンタリー方式の回路を採用しています。
また、出力段はSEPP-OTL方式を採用しており、ラックス独自の方式で保護回路を省略しています。
プリアンプ部はNF型のイコライザーとNF型のトーンコントロールで構成されています。
これらの回路には厳選した低雑音トランジスタを採用しています。
2系統のスピーカー端子を搭載しています。
-18dBのアッテネーターを搭載しています。
左右独立のトーンコントロールを搭載しています。
テープモニタースイッチを搭載しています。
前面パネルはアルミ材のヘアライン仕上げとなっており、ホワイトゴールドのアルマイト染色で仕上げられています。
ツマミも同じ仕上げとなっています。
ボンネットには耐熱性のハイインパクト・スチロールを使用しており、表面をレザー加工したユニークな形状となっています。
スピーカー端子には新開発のラックスマン独自端子を採用しています。
内部構造はシャーシを使わない合理的な構造を採用しています。
別売で専用のウッドケースがありました。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ | ||
連続出力 | 20W/20W(4Ω) 17W/17W(8Ω) |
||
全高調波歪率 | 1%以下(最大出力時) | ||
周波数特性 | 30Hz~30kHz ±1dB以内 | ||
入力感度/インピーダンス | Phono:2mV/50kΩ Tuner、Aux、Tape rec:120mV/50kΩ |
||
SN比 | Phono:60dB以上 Tuner、Aux、Tape rec:65dB以上 |
||
残留雑音 | 2mV以下 | ||
イコライザー | RIAA | ||
トーンコントロール | NF型湾曲点切換方式 | ||
ダンピングファクター | 約20(8Ω、1kHz) | ||
付属回路 | テープモニター アッテネーター ヘッドホンジャック モード切換(ステレオ-モノ) スピーカー切換(2系統) トーンコントロール湾曲点切換 |
||
使用半導体 |
|
||
消費電力 | 30W(無信号時) 90W(最大出力時) |
||
外形寸法 | 幅373x高さ125x奥行227mm | ||
重量 | 4.9kg | ||
別売 | ウッドケース(¥3,500) |