
ALPINE/LUXMAN LV-117
¥135,000(1987年6月発売)
解説
LV-109の後継機として開発されたD/Aコンバーター内蔵インテグレーテッドアンプ。
D/Aコンバーターを内蔵することでデジタル入力に対応しています。
これによりデジタル信号のままパワーアンプ直前まで伝送することができ、デジタル方式のメリットであるロスの無い伝送を活かしています。
LV-117では汎用性の広いインターフェースフォーマットを採用しており、同軸と光の両系統に対応しています。
パワーアンプ部は電圧増幅部をオールFETによる差動増幅回路で構成しており、電圧制御アンプとすることで各増幅段間の干渉や信号電流が起こす様々な歪を低減しています。
また、出力段にはバイポーラトランジスタによるダーリントン回路を採用しており、充分な電流ゲインと高い入力インピーダンスを確保しています。
ラインストレート機能を搭載しており、入力セレクター以外の全ての機能をジャンプしてパワーアンプへ直結することができます。
この機能ではトーン回路、モード機能、バランス機能などがディフィートされるため、音の鮮明度向上に効果があります。
Hi-Fi VTRやビデオディスクなどのビジュアルソースに対応した3系統の映像入力を搭載しています。
LV-117ではビデオバッファーアンプを内蔵しており、高画質再生への対応を図っています。さらに、フロントにもビデオ系入力端子を装備し、スイッチによる切換対応とすることで利便性向上を実現しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
定格出力 | 130W+130W(6Ω、20Hz~20kHz) |
高調波歪率 | 0.004%(8Ω、1kHz) |
入力感度 | CD、Tuner、Line:150mV |
入力インピーダンス | CD、Tuner、Line:47kΩ |
SN比(IHF) | CD、Tuner、Line:108dB |
周波数特性 | CD、Tuner、Line:5Hz~150kHz |
AV入力端子 | 3系統 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 300W |
外形寸法 | 幅438x高さ156x奥行422mm |
重量 | 15.7kg |