オーディオの足跡

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C-7iの画像
 解説 

次世代フォーマットに対応するためSN比を改善したコントロールアンプ。

回路構成には完全バランスCSSC回路を採用しています。
CSSC回路では2段目にベース接地タイプの電流伝送段を採り入れ、カットオフ周波数を充分高くとることによって余分な位相補正を必要としない自然な信号増幅を実現しています。C-7iではこのCSSCを完全バランスCSSC回路構成へと発展させており、増幅基準点が明確なCSSC回路の特性を活かすことでバランス構成回路の性能を引き出しています。

ラックスマン独自のODβ回路を採用しています。
一般的なアンプ回路では交流領域と直流領域に分けられるNFBのうち、直流領域は比較的制御が難しいため交流領域よりも強力な補正を必要とします。このためDCサーボアンプ等で補正を高める手法が採られていますが、直流領域に関係した低域にのみ音質的なカラーレーションが生じる事になり、中高域との音色の不一致が発生していました。
ODβ回路では回路の裸特性を練りあげることでDCサーボアンプを用いずに直流安定性を確保しており、全ての帯域に対する補正手法を同じにすることで全帯域にわたって均質な音色を得ています。

電源部には独自のハイ・イナーシャ電源を採用しています。
この方式では、極めて優れた瞬時放電特性を持つ大容量特殊電解コンデンサーの開発によって常にゆとりある電源を電源部にキープし、遅れ制御を極小化しています。これによりアンプ回路にとって自然な電源供給を可能にしています。

ラックスの専用カスタムメイドオーディオ専用パーツを採用しています。
C7iでは、特に情報密度の向上によって微小レベルの再現性を高めて超ローノイズのカスタムメイド・オーディオ用抵抗器を新規に開発、採用しています。この抵抗は、音響的に優れたカーボン皮膜抵抗をベースに素体磁器であるアルミナの選定からエッチング、炭化、端子材質、端子形状、圧入方法などを多岐に渡って検討することで情報伝達量を向上しています。

振動吸収モードに優れた5点接地の大質量FRPシャーシベースを採用しており、肉厚の硬質シャーシにパーツを強固に固定することで振動ノイズを低減しています。
また、内外かrなお干渉ノイズを低減するため内部構造を見直し、直接干渉し合わないレイアウトに仕上げています。さらにそれぞれのブロックをシールド板で遮断し、内部フィルターを強化することでフラックスやノイズの干渉を断っています。

独立電源ルーム方式を採用しており、電源部を隔壁構造で分離するとともに、本体シャーシとの結合にもセミフローティング加工が採り入れられています。これにより電磁的にも構造的にもアイソレートすることで同一の筐体内で漏洩フラックスを完全に遮断することに成功しています。

パソコンなどのデジタル機器や、電源ノイズ、電波等へのノイズを遮断する内部フィルターを装備しており、周辺機器からの影響を軽減しています。

入力端子はコアキシャル5系統とバランス2系統を装備し、出力端子はコアキシャル2系統とバランス2系統を装備しています。また、テープ入出力も2系統搭載しています。

機種の定格
型式 コントロールアンプ
入力感度/インピーダンス Tuner、CD、Line1~3:150mV/50kΩ
バランスLine1/2:150mV/100kΩ
出力レベル/インピーダンス コアキシャル:定格1V/300Ω
         最大7.5V
バランス:定格1V/600Ω
      最大7.5V
全高調波歪率 0.005%以下(定格)
周波数特性 20Hz~20kHz +0 -0.1dB
S/N比 114dB以上
トーンコントロール Treble:ターンオーバー3kHz、最大±8dB、10kHz±6dB
Bass:ターンオーバー300Hz、最大±8dB、100Hz±6dB
付属装置 テープダビング2系統(1→2、2→1)
Rec off
ストレートスイッチ
出力モード切替スイッチ
リモート(Power)出力
ライン・フェーズ・センサー
出力位相切替スイッチ
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 38W(電気用品取締法)
最大外形寸法 幅467x高さ187x奥行435mm
重量 18.0kg