Lo-D L-203
¥15,000(1台、1974年発売)
解説
ギャザードエッジに加えて低歪磁気回路(Lo-D Actuator)を搭載した20cmコーン型ウーファー。
エッジ部にはギャザードエッジを採用しており、共振周波数を下げるとともにピストン運動の機械的直線性を大幅に改善しています。
磁気回路にはLo-D Actuatorを採用しています。
Lo-D Actuatorではアルミショートリングや銅ショートキャップによってボイスコイルに流れる電流を制御しており、第2次、第3次高調波歪を大幅に改善しています。これにより中音域における歪率は入力1Wで0.3%程度まで達しています。
ボイスコイルのボビンにアルミニウムを採用しており、耐入力性を向上しています。
また、大振幅に耐えて低歪を実現するため、ボイスコイルを幅広く巻いたロングトラベル型を採用しています。
コーンの分割振動を抑えるため、コーン紙の裏面には特殊ラテックスが塗布されています。
機種の定格
型式 | コーン型ウーファーユニット |
外径 | 23.0cm |
開口径 | 17.7cm |
バッフル穴 | 18.3cm |
定格入力 | 20W(60Hz以上連続) |
出力音圧レベル | 89.5dB/W/m |
ボイスコイルインピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 30Hz~3.5kHz |
fo | 27Hz |
クロスオーバー周波数 | 3.5kHz以下 |
総磁束 | 120,000maxwell |
磁束密度 | 9,100gauss |
奥行 | 10.2cm |
重量 | 2.5kg |