Lo-D FT-7500
¥49,000(1977年頃)
解説
デュアルゲートMOS FETと周波数直線型4連バリコンを用いた7500シリーズのFM/AMチューナー。
フロントエンドには入力インピーダンスが高く、RF増幅能力の大きなデュアルゲートMOS
FETとワイドギャップの周波数直線型4連バリコンが採用されており、高感度、高い妨害排除能力と共に、255mmのロングスケールで優れた目盛精度を実現しています。
中間周波数増幅回路には2素子セラミックフィルター3段と、広帯域クオドラチュア検波器を持った新ICを採用しており、優れた特性を獲得しています。
FMマルチの分離回路にはローディのPLL ICとIF用ICを採用しており、歪率特性と分離度特性を一段と向上させています。
局間雑音や離調時の雑音を消去する電子式ミューティング回路を採用しています。
RECレベルチェック機能を搭載しています。
この機能では、FM50%変調時と同一レベルの440Hzの信号音を出すことができ、録音レベル設定に活用できます。
AM部には混信や雑音の少ない設計が施されています。
FMアンテナの設置に便利なマルチパス端子を搭載しています。
4チャンネルアダプター端子を搭載しています。
高域ノイズをカットするバイブレンドスイッチを搭載しています。
シグナルとチューニングの2メーターを採用しています。
300Ωフィーダー線と75Ωの同軸ケーブルが接続できるアンテナ端子を搭載しています。
可変出力端子を搭載しています。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー | ||
<FMチューナー部> | |||
回路方式 | デュアルゲートMOS FET使用 RF FM4連バリコン (局発段ワイドギャップ) Quadrature検波方式 PLL MPX |
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実用感度 | 1.7μV | ||
高調波歪率(400Hz) | mono:0.08% stereo:0.15% |
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キャプチャーレシオ | 1.0dB | ||
実効選択度 | 80dB | ||
ステレオセパレーション | 50dB(1kHz) | ||
イメージ妨害比 | 85dB | ||
IF妨害比 | 95dB | ||
スプリアス妨害比 | 90dB以上 | ||
AM抑圧比 | 55dB | ||
キャリアリーク | 73dB | ||
ミューティング動作レベル | 8μV(19.2dBf、新IHF) | ||
アンテナ | 300Ω平衡型 75Ω不平衡型 |
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<AMチューナー部> | |||
回路方式 | 周波数直線型2連バリコン | ||
実用感度 | 12μV(IHF) 250μV/m(バーアンテナ) |
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選択度 | 36dB | ||
S/N | 45dB | ||
イメージ妨害比 | 56dB | ||
IF妨害比 | 38dB | ||
<総合> | |||
出力レベル/インピーダンス |
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使用半導体 | IC:2個 FET:1個 トランジスタ:11個 ダイオード:20個 LED:2個 |
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電源 | AC100V、50Hz/60Hz | ||
定格消費電力 | 8W(電気用品取締法) | ||
外形寸法 | 幅480x高さ166x奥行397mm | ||
重量 | 7kg |