Lo-D FT-5500
¥58,000(1982年頃)
解説
C.S.S.(コンピューター・サーチ・システム)やT.D(ツイン・でコード)MPXを搭載したFM/AMチューナー。
混信妨害対策として開発されたC.S.S.を搭載しています。
このシステムは、コンピューターで希望局周辺に隣接妨害、相互変調妨害を与えている妨害局があるかを探し出し、混信妨害が無い時は高感度受信に、妨害があるときは高選択度受信に自動的にRFとIF回路を切換えます。
さらに、このデータをマイクロコンピューターが希望局の周波数とともに記憶し、ワンタッチでクリアなFM放送を受信できます。
従来のFMアンチバーディフィルタに代わる新開発のT・D-MPX IC回路を搭載しています。
この回路では、つうじょうのステレオ再生に行う第1デコーダーの他に、ビート成分と逆位相の成分を作り出す第2デコーダーを設け、これらの出力を加算することによりビート成分を排除しています。
広い周波数特性と高選択度を得るため、新開発の4素子ラダータイプセラミックフィルターを採用しています。
FM/AM10局ランダムプリセットを搭載しています。また、緑の光が点等することで希望局が一目で分かるステーションインジケーターを搭載しています。
AMループアンテナを搭載しています。
録音レベルチェック機構を搭載しています。
シルバーとブラックの2種類のカラーバリエーションがありました。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー |
<FMチューナー部> | |
実用感度 | 1.9μV(IHF) 10.8dBf(新IHF) |
実効選択度(IHF) | wide:45dB high selectivity:60dB |
SN比 | mono:85dB stereo:80dB |
歪率 | mono:0.04% stereo:0.06% |
ステレオセパレーション | 60dB(1kHz) |
<AMチューナー部> | |
実用感度 | 12μV(IHF) 250μV/m(ループアンテナ) |
SN比 | 54dB |
<その他> | |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 9W |
外形寸法 | 幅435x高さ60x奥行307mm |
重量 | 4.0kg |