Lo-D FT-340
¥29,800(1977年頃)
解説
PLL ICを用いたFM/AMチューナー。
FMマルチの復調回路に優れたセパレーション特性と温度・湿度に対する安定性を持つPLL
ICを採用しています。
フロントエンド部には入力インピーダンスが高く雑音の少ないFETを採用しており、周波数直線型の3連バリコンと高周波1段増幅回路を使用することで強入力時の混変調、相互変調、歪率特性を向上させ、弱入力時でも狙った電波を確実にキャッチします。
また、IF段には高集積度ICと位相特性の優れた2素子2段セラミックフィルターを採用しており、不安定な電波を排除して混信や雑音の少ない受信を可能にしちえます。
AMチューナー部にもセラミックフィルターを採用しています。
チューニングとシグナルの2メーター構成となっています。また、スケール板は210mmのロングスケールでアルミt−んにミラー効果をもたせたデザインとなっています。
大型フライホイールと高精度ステンレス合金シャフトおよびオイルレスメタル軸受けによって操作性を改善しています。
ローパスフィルターを搭載しており、テープ録音時のビート発生や音質劣化の原因となるキャリアの漏れを防いでいます。
モード切換とミューティング機能を1つのスイッチにまとめたモード/ミューティングスイッチを搭載しています。
FMステレオ放送の高域ノイズをカットするMPXノイズフィルタースイッチを搭載しています。
300Ωフィーダー線または75Ω同軸ケーブルが接続できるアンテナ端子を採用しています。
キャリングハンドルは別売りオプションとして販売されました。
機種の定格
| 型式 | FM/AMチューナー |
| <FMチューナー部> | |
| 実用感度 | 2.0μV(IHF) |
| 全高調波歪率 | mono:0.15% stereo:0.4% |
| S/N | stereo:75dB |
| 実効選択度(IHF) | 65dB |
| セパレーション | 45dB(1kHz) |
| <AMチューナー部> | |
| 実用感度 | 12μV(IHF) |
| 選択度 | 35dB |
| <総合> | |
| 外形寸法 | 幅390x高さ143x奥行369mm |
| 重量 | 5.4kg |
| 別売 | キャリングハンドル TA-3(¥3,500) |