Lo-D HS-50F
¥60,000(1台、1981年頃)
解説
新開発の平面等価方式ユニットを採用した3ウェイスピーカーシステム。
低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットは剛性の高いメタルコーンに発泡樹脂を充填した構造となっており、軽さと剛性の両立を図っています。さらに、振動面に発泡アクリルシートとアルミ箔による特殊表面処理を行うことで、外部振動に強い構造となっています。
また、エッジにはギャザードエッジを採用しており、振動板のピストン運動の直線性を改善することで最低共振周波数を下げています。
中域には平面等価方式による5.5cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
従来のコーン型の周波数特性のピークを改善するために平面等価方式を用いており、振動面とバッフル面の位置関係をコンピューター計算によって調整すること特性のピークとディップを重ね合わせ、平坦な周波数特性を獲得しています。
高域には平面等価方式による2cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
中域同様に平面等価方式を用いることでドーム型の周波数特性のディップを改善しています。
内部配線には純度99.99%以上の第1種無酸素銅線を採用しています。また、材質だけでなくコード自体を太くすることで、再生音改善を図っています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
ユニット等 | 低域用:30cm平面型 中域用:5.5cmコーン型 高域用:2cmドーム型 |
周波数特性 | 35Hz~20kHz |
最大許容入力 | 120W(音楽信号ピーク) |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 91dB/2.83V/m |
クロスオーバー周波数 | 630Hz、3.8kHz |
エンクロージャー内容積 | 60L |
外形寸法 | 幅375x高さ630x奥行370mm |
重量 | 19kg |