Lo-D HT-L55
¥45,000(1982年発売)
解説
リニアトラッキング方式とプログラムリピート機構を搭載したレコードプレイヤー。
アーム部には、針先がレコードのカッティングマシンと同じ直線移動をするリニアトラッキングアームを採用しています。無接触光電子式トラッキングエラー検出とあいまってトラッキングエラーを大幅に低減しています。
さらに、アーム有効長95mmのローマスダイナミックアームとジンバルサスペンションによって追従性を改善しています。
駆動モーターにはローディ独自のユニトルクモーターをさらに発展させた薄型ユニトルクモーターを採用しています。
さらに、このユニトルクモーターに電圧変動や経時温度変化を殆ど受けない水晶制御をかけることで優れた回転を実現しています。
プログラムリピートを搭載しており、リピート開始点と終了点を任意に設定することで何回でもリピート演奏をすることができます。
コンピューターコントロールシステムを採用しており、オートイン、オートリターン、オートカット、アームインアウト、アームアップダウン機構、プログラムリピート機構、オートサイズ、オートスピード検出機構を全てマイクロコンピューターでコントロールしています。
演奏終了時のリターン検出に無接触オプティカルセンサーによる速度検出方式を採用しており、メカニズムや針先に余分な負担がかかるのを防いでいます。
無接触のオートサイズ・オートスピード検出機構を搭載しており、スタートボタンを押すだけでレコードサイズとスピードを検出して演奏します。
アーム送りイン/アウトボタンを断続的に押すとアーム微少送りを行えます。これによりマニュアル操作時の操作性を向上させています。
カートリッジにはプラグインタイプのMM型カートリッジを採用しています。
また、プラグインコネクターを採用したことで有名メーカーのプラグインタイプカートリッジの取付けが可能です。
別売りタイマーを使用することで、任意位置からのタイマースタートが可能です。
針の昇降時のショック音を消すミューティング回路を搭載しています。
機種の定格
| 型式 | フルオートプレイヤー |
| <フォノモーター部> | |
| 駆動方式 | クォーツロックD.D.フルオート |
| モーター | ユニトルクモーター |
| ターンテーブル | 296mmアルミダイカスト製 |
| ワウ・フラッター | 0.025%(WRMS) |
| SN比 | 78dB(DIN-B) |
| <トーンアーム部> | |
| トーンアーム | ジンバルサスペンションリニアトラッキングアーム |
| トラッキングエラー | ±0.1゜ |
| <カートリッジ部> | |
| 形式 | MM型 |
| 使用針 | ダイヤモンド針 DS-ST55 |
| <総合> | |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 10W |
| 外形寸法 | 幅315x高さ83x奥行315mm |
| 重量 | 4.5kg |