Lo-D HT-L5
¥57,000(1982年発売)
解説
フロントローディング式を採用したリニアトラッキングプレイヤー。
            
            スイッチ操作によってターンテーブルが前方へ移動するフロントローディング方式を採用しています。このため、ダストカバーが無く、他の機器と同じように重ね置きが可能です。
            前面カバーとターンテーブルの水平移動など一連のフローティング動作は全てマイコン制御によって行われています。
            
            アーム部には、針先がレコードのカッティングマシンと同じ直線移動をするジンバルサスペンションリニアトラッキングアームを採用しています。このアームは追従性に優れ、トラッキングエラーやインサイドフォースを大幅に低減しており、特にトラッキングエラーは従来のスイングアームの約1/20を実現しています。
            
            駆動モーターにはユニトルクモーターを採用しており、電圧変動や経時温度変化の影響を殆ど受けないクォーツをかけることで安定した回転を実現しています。
            
            プログラムリピート機能を搭載しており、リピート開始点と終了点を任意に設定することで、何回でもオートリピートができます。
            
            無接触のオートサイズ・オートスピード検出機構を搭載しており、Startボタンを押すだけでレコードのサイズとスピードを検出し、自動的に演奏状態となります。
            構造には無接触光電子式を採用することで、余分な歪の発生を抑えています。
			
機種の定格
| 型式 | フルオートプレイヤー | 
| <フォノモーター部> | |
| 駆動方式 | クォーツロックD.D.フルオート | 
| モーター | ユニトルクモーター | 
| ターンテーブル | 296mmアルミダイカスト製 | 
| 定格回転数 | 33・1/3、45rpm | 
| ワウ・フラッター | 0.025%(WRMS) | 
| SN比 | 78dB(DIN-B) | 
| 回転数偏差 | 0.003% | 
| <トーンアーム部> | |
| トーンアーム | ジンバルサスペンションリニアトラッキングアーム | 
| トラッキングエラー | ±0.1゜ | 
| <カートリッジ部> | |
| 形式 | MM型 | 
| 使用針 | 0.5milダイヤモンド針 DS-ST70 | 
| <総合> | |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | 
| 消費電力 | 15W | 
| 外形寸法 | 幅320x高さ110x奥行348mm | 
| 重量 | 7.0kg |