Lo-D SR-5100
¥59,800(1974年発売)
解説
25W+25Wのオーディオ部と1.9μV高感度チューナーを組合わせたAM/FMレシーバー。
パワーアンプ部には日立の誇るトランジスタとICを用いるとともに、エミッタ接地インバーテッドダーリントン純コンプリメンタリーOCL回路を採用することで低歪率と高S/Nを達成しています。
プリアンプ部のイコライザー段には±2電源と3段直結モノリシックICによってNFを多量にかけ、全帯域にわたって低歪率特性を実現しています。
FMチューナー部には3連バリコンとデュアルゲートMOS-FETのフロントエンドに、高集積度ICと4素子フェイズリニアセラミックフィルターのIF回路、クオドラチュア検波を組み合わせた本格的な回路構成を採用しています。
MPX復調回路にはダブルバランス型差動スイッチングを採用することで良好なセパレーション特性を実現しています。
FMミューティングスイッチを搭載しています。
リニアスケールFMメモリを採用しています。
テープ入力を2系統備えており、ダビングが可能です。
マイクミキシング回路を搭載しています。
機種の定格
| 型式 | FM/AMレシーバー |
| <パワーアンプ部> | |
| 実効出力 | 両ch駆動:25W+25W(8Ω、1kHz) 30W+30W(4Ω、1kHz) 片ch駆動:28W/28W(8Ω、1kHz) 38W/38W(4Ω、1kHz) |
| ダイナミックパワー(IHF) | 70W(8Ω) |
| 全高調波歪率 | 0.8%以下(実効出力時) 0.1%以下(1/2実効出力時) |
| 混変調歪率 | 0.8%以下(実効出力時) 0.1%以下(1/2実効出力時) |
| 出力帯域幅(IHF) | 10Hz~60kHz |
| ダンピングファクター | 30(1kHz、8Ω) |
| <プリアンプ部> | |
| 入力感度/インピーダンス | Phono:2.5mV/50kΩ Aux:200mV/100kΩ Tape:200mV/35kΩ Mic:7mV/30kΩ |
| Phono最大許容入力 | 100mV(RMS、1kHz) |
| SN比(IHF-A、入力ショート) | Phono:65dB(1975年カタログでは73dB記載) Aux、Tape PB:78dB |
| トーンコントロール | Bass:±10dB(100Hz) Treble:±10dB(10kHz) |
| ラウドネスコンター(Volume-30dB時) | +9dB(100Hz)、+5dB(10kHz) |
| <FMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 76MHz~90MHz |
| 実用感度(IHF) | 1.9μV |
| キャプチャレシオ | 1.0dB |
| 実効選択度 | 52dB |
| S/N | 67dB |
| 全高調波歪率 | mono:0.3% stereo:0.6% |
| ステレオセパレーション | 41dB(1kHz) |
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 520kHz~1,605kHz |
| 実用感度(IHF) | 20μV |
| 選択度 | 35dB |
| イメージ妨害比 | 56dB |
| <総合> | |
| 使用半導体 | トランジスタ:16個 FET:1個 IC:5個 ダイオード:23個(1975年カタログでは25個) |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 定格消費電力 | 65W(電気用品取締法) |
| 外形寸法 | 幅413x高さ136x奥行376mm |
| 重量 | 8.2kg |
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